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日本の子供達に必要な能力

プレゼンテーション能力。

ズバリ、この能力です。

表現力、コミュニケーション能力、プレゼン力、ちょっと難しくすると、情報伝達能力。

年代によって語彙力は異なりますが、自分自身をプレゼンテーション(表現)する力は生きていく為、チャレンジする為には必要な能力と言えます。

なぜなら日本はなんだかんだで、海外の教育方針に強く影響を受けており、社会構造もグローバル企業に影響されているからです。

最近では
「教えない授業」
「自立を促す教育」
「表現力」
「自分で考えることの重要性」
「判断力、決断力を身につける」
「マネジメント能力(自己管理)」
「褒めて子供の能力を伸ばす」
「辞める勇気をもつ」

これらは、グローバル教育の本質であり、基本中の基本。

海外の教育を受けていた自分の経験値から述べると、日本人は上記に挙げた意味の本質を理解していないのではないか?と思ってしまいます。

これは別にディスっているわけではなく、正しい、間違っているというわけでもなく、本質が間違って理解されているのではないかと思っています。

良いと思うところだけを吸収していく教育を「切り抜き教育」と勝手に呼んでいますが、例えば、褒めて伸ばす意味の背景にはものすごい規律が存在したりするものです。

このまま話を続けますと、例に挙げるとグローバルスポーツ(テニス、サッカー、水泳など、世界で行われているスポーツ)では上記の能力が必須です。

テニスはフランス発祥のスポーツで、ヨーロッパに派生したスポーツなので、ヨーロッパの文化を理解したメンタリティーを兼ね備えなければなりません。

アメリカの大学に在学中の話です。

授業では毎回と言っていいほど、発言が求められます。ディカッション(意見交換)の時間も設けられます。自分の意見を人に伝えるというのはごく自然なことで、意見の相違についても個性の一つだと尊重されるがゆえ、発言に勇気がもてます。

「論破する」というのが流行っているようですが、、

海外の教育では正しい間違っているが焦点ではなく、ディカッションは意見、アイデアの膨らみを出すことが目的なので、当然自分の意見をプレゼントできなければ、「あなた、大丈夫?全然話さないけど体調悪いの?」になるのです。

当然ながら日本でもプレゼンテーション能力、表現力をもっと大切にしましょう!自立した考えをもちましょう!ということが多いです。

でも「違い」「異なること」がリスペクトされない文化で、子供達は主張する能力は高まるものでしょうか?

小学校低学年の子どもたちはなんでも手を挙げて発表しようとする。
中学生になったとたん、声が小さくなって目立とうとしないようになる。

自立を促すと、当然「個性」が際立ちます。

その個性を日本の大人達は認めることができるものでしょうか。

日本の市場に根付くのであれば、プレゼンテーション能力など身につける必要もなく、自立心なども養う必要もさほどないような気がします。

ただ、スポーツを通じての教育で必要なのはその真逆です。

「自分をもっとプレゼント(提示)できるようになろう」です。

プレゼンテーション能力を高めることで、自己の本質に気づき、何が必要で不必要か、そして相手の求めていることへの対応力が求められるからです。

スポーツ教育では、日本の教育に対して真逆を伝えているという、いわゆる矛盾が子供達の中で生まれているように感じます。

そして海外の教育の表面的なところだけ切り抜いて、どっちつかずな日本の教育。日本流(日本人のアイデンティティを引き出すグローバル教育)を確立する必要性を強く感じています。

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