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【ドミナントモーション】人気DJさんの選曲感想

 アジアで人気のDJさんが選曲するアルゼンチンタンゴのソーシャルダンスパーティーに行ってきました。アルゼンチンタンゴのソーシャルダンスパーティー(ミロンガ)では、男女が誘い合って踊り楽しめる様いくつかのお決まり事があります。踊る時間のブロックの前後に、パートナーチェンジ&誘い合う時間(コルティナ)があり、踊る相手が決まったら基本4曲単位で纏まったブロック(タンダ)で4曲一緒に踊ります。4曲で纏める選曲構成はDJの特徴やその踊り場の参加者の傾向に合わせるなど様々です。
 今回、そのDJさんの4曲単位のタンダ選曲構成について、他のDJさんにあまりない特色を感じたので、印象を説明したいと思います。

 4曲単位の選曲構成を、実際に聴いてみて感じたのは、
①タンダ(ブロック)の土台の曲が2曲目
②最後の4曲目はオーソドックスな曲(なじみのある曲)できっちり纏める
③1曲目は、2・3・4曲目のセットに対して少々緊張感がある曲を選んでいる
以上の3つ。
 感心したのは1曲目の選曲。例えれば、和音のセブンスコードのような曲。この曲を1曲目に持ってくることで、2曲目~4曲目の纏まりがより安定して聴こえ、ドミナントモーション Ⅴ(ファイブ)→Ⅰ(ワン) の様な解決感のある進行効果を狙っている様に感じました。
 確かに男女が誘いあって踊る一曲目は、「ちょっと緊張感」があっていいいし、でも2曲目以降は落ち着いて踊りたい、そんな踊り手を配慮するような心遣いをDJさんの選曲から感じました。

ドミナントモーションの探し方 How to Find Dominant motion
https://youtu.be/5PmN3lrrza8



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