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2023.11.27

洋服の販売員。
自分には縁遠い職業だと思っていた。
人見知りだし、特別人が好きなわけでもない。
ただ、自分がブランドに関わらせてもらっている以上、経験することは絶対に必要だなと思っていた。そして1日限定だけどそれを体験させてもらえた。

最初はもちろんうまくいかない。どうすればいいかもわからない。
40歳になって初めての経験。お客さんが来ても逃げちゃう。
そんな僕を見かねたビッグがコツを教えてくれた。そこからは恥ずかしさや、躊躇よりこの人に洋服を着て欲しい!という想いが僅かに勝ったから、今までの自分にはできなかったコンタクトをお客さんにすることができたのかな。
初対面の人と話すことは苦手だけど、素晴らしい商品という仲介があるだけでこれほどの違いが生まれることに自分自身すごく驚いた。
どんなキッカケから購入に繋がるかわからない。とにかく最初のコミュニケーション。それから購入につながる。そのリアルな同線を目の前で体験した。
結婚してから太って自分に合う服が見つからなかった。というお客さん。察するに身長は155cmくらいで、マーメイドスカートのシルエットに興味を持ってくれた。絶対に似合う!というかビッグはそれを計算して洋服を作ってるので、試着してくれれば絶対感動してもらえる!という確信があった。結果、すごく感動してくれた。本当にこんな経験をさせてくれた二人には感謝しかない。この経験は今後のデザイン精度をもっとクリアにしてくれるだろう。

それに加えて自分自身ずーっと嫌だった自分の性格を、少し、変えることができたのかも。街を歩く人たちの体型を見ると、あのジャンスカ似合いそうだなとか、あのこのセンスならMA-1ドレスばっちりハマりそうとか、そんな視点を持つようになった。

モノに溢れる時代だからこそ、それを売る大変さも感じた。そんな時代だからもっと個にフォーカスした売り方を提案してあげる、その人のことを想う。そんな方法が感動を生むんだなと肌で感じる事ができた。

さあ、素晴らしい洋服を売るために、もっと痩せよう。

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