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カナダの林業学校に行こう。

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軍隊並に厳しかったカナダの林業学校で過ごした日々について。
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#カナダ林業学校

森での一夜

毎日頑張っているのにやらなければいけないことはどんどん増えて、「どうしよう?どうしよう?」という思いで頭がパンクしてしまうことはないだろうか?最後には、何も考えたくなくなって思考が停止する経験をされた方は多いかもしれない。 仕事や勉強をしている時、僕も慌てふためいて、何もかもが嫌になることがある。ただ、カナダの森で一晩過ごす経験してから、慌てている時ほど深呼吸が大事だと気づいた。ぜひ、ゆっくり深く呼吸してみてほしい。慌ただしく感じているのは、自分だけで時間はゆっくり、穏やかに

生態系の中で生きる

自然は偉大であり多くのことを教えてくれる、と言われる。最近のアウトドアブームを考えると、皆何かを自然の中に求めて、山や森に入ろうとしているのかもしれない。 確かに、自然は先生のような存在なのかもしれないが、都会に住んでいるとあまりその実感が湧かないのではないだろうか。 例に漏れず、僕も自然の偉大さや自然そのものを実感する機会に恵まれずに人生を送ってきたが、カナダでの夏休みに森で虫を捕り、植物を採って自然の中で過ごしたら、自分も生態系の一部なんだよなと感じることができた。 _

カナダのソウルフード

"I'm going to Timmies. Do you want anything?"(ティムホートンズ行くけど、何かいる?) カナダ人の愛情表現は、こんなふうだとか。 Timmiesは、ティムホートンズという珈琲ショップ。カナダのそこかしこに在る。赤いカップを手にした人々。カナダ人は、この珈琲を心から愛している。ソウルフード。ソウルドリンク?飲めば、カナダに溶け込む。濃い目のブラック。どんな時もこの珈琲を片手に。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

小さな成功、小さな失敗

新しい環境へ飛び込びこむことには、とても勇気がいる。そして飛び込んだ後、結果を出すのは、さらにチャレンジングだ。もしあなたが、勇気を持って日本から飛び出し、海外に飛び込んだら、第二言語である英語でコミュニケーションを取らなければならない。職場であれば、業務をこなした上で、会社やお客さんが期待する以上に応えていかなければならないだろう。学校に入学した場合は、課題や試験をこなし、卒業まで辿り着くまでは前途多難。自らが設定した目標を達成するため、ゴールを目指して全力で走るのだ。

林業をやりたい!

やりたいことを伝えてみると上手くいかなかった経験はないだろうか?上手く伝えることができないだけならまだましで、恥ずかしかったり、やりたいことを誤魔化してしまうこともあるのではないだろうか。口に出してみると、自分自身がやりたいことを理解してなかったことに気づく場合もある。 やりたいことは、言葉にして伝える必要はあるのだろうか?無理に口に出さずとも、心の中に秘めて有言実行するだけでも多分良いのだろう。だけど、言葉にすることで、やりたいと考えていたことが、想像以上に広がっていく可

バディとの出会い

人生では、親友、恋人、大切な人との出会いがある。出会いは、いつやってくるのだろうか? この問いを考えると思い出すのは、中学生の時に担任だった青島(チンタオ)先生のことだ。チンタオ先生曰く、 「出会いは、思いがけず、突然やってくる」 さらに、こう続けた。 「出会いは、丸いツルツルのボールみたいなもんだ。掴もうとしても掴むのがすごく難しい」 カナダの林業学校での初日を終え、寮に戻った時、3年間のカナダ生活を忘れられない経験にしてくれたかけがえのない友人と出会うことができた。チ

初日という大きなハードル

新しいことに挑戦する時に大事なことは、一体何だろう? それこそ数え切れないぐらいの大事な事があるんだろう。意気揚々と乗り込んだカナダの林業学校での経験の中で、一番キツかったのは入学初日だった。人生を賭けてきたカナダの初日でもう逃げ帰るしかないと考えたぐらいだったから。 初日を乗り切れるかどうか、挑戦する時に大事なことの一つではないだろうか。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_