戦争観

君死に給う事勿れ。を見たあと、きけわだつみのこえ、がレコメンドされてて、見たが、東大の戦没した学生の書いた言葉が色々あって、ま、確かに学問を志す人は戦争の一兵士として死ぬために生まれたんじゃないもんなあ。と思った。

批判は色々あって、インテリがどんだけ偉いんだ。国のために死んでいった小学校卒はどうなんだ。とか、三島由紀夫が言ってたり、東大だけが大学じゃないだろう。という声もあったり、至極真っ当だが、ま、一番の批判は、

反戦歌を選んでて、

国のために死ぬ、

という(特攻の)種類の声が意図的に無視されてる。という指摘をどうするか、まとまらないんだよな。

網羅的でないし、公平でもない。

ま、これが、現実で、ま、そう簡単じゃないしな。声を集めたら、まとまるわけでもないよな。自分は東大入試(2003)で、残存兵の語り、が出て、生き残って申し訳ない気持ちで一杯だ。の横に線がひかれてて、なぜか?みたいな問題解かされたけど。現代文じゃないような気もするけど、あー、はいはい。君死に給う事勿れ。素晴らしい文章です。きけわだつみのこえ。悪くないです。当時の声。最も現代に近いのは、残存兵の語り。はいはい。現代文ね。ま、頑張ったけど、書けっていうから、ま、あのさ、もう50年も経ったし、帝国大学でもないのに。あのさ、ま、いいけどさ。いいのかな。

世界の東大です。みたいに言っときながら、残存兵の語りを全員に読ませるとか、業が深すぎるんだが…

「はーい。私たち、あなたたちの兵隊、殺しました。だけど、仲良くしてね。」「ファッ?」

無理やぞ。俺でも無理やぞ。

東大入試、ま、全体(トータル)としては余裕だったけど、あの、(骨みたいな)現代文は、お前、どっちサイドなの?みたいな。いや、俺の名義で、俺が回答してて、ま、書けない人は来なくていいんですよ?みたいな。

つらかったなあ。

や、ま、相手が手加減なしで、国を占領しに来てる以上は戦うしかないやろ。やけど、無駄死には嫌やし、相手が容赦なく攻めてるときに素手、丸腰はつらくて、銃でも手榴弾でも持つしかないやろ。

君死に給う事勿れ、とはなかなか言えないよな。

ま、俺、地元、愛媛で、三島由紀夫が何言ってるかは知らないけど、戦場に赴く国民の、ま、辞世の句みたいなのは普通に残ってて、ま、やっぱり、国のために死にます。行ってきます。みたいな事書いてるよな。きけわだつみのこえ、は東大出版会が東大の声を集めただけで、それが全部でもないし、残ってるけど、や、流石に東大さんでも全国の死んでいった兵士の声までは聞けないだろ(兵士も出さんし、出したくないやろ)。

どこの誰だかわからない無名の残存兵の語りを持ってくるのは流石だな。とは思ったけど、まだ成人でもない(当時は20から成人で、今は18か、の)高校生が読んで答えるもんでもない気はするけど…

厳しいよなあ。

ま、よく、にわかがキルレ(自国の兵士1人が敵国の兵士何人を殺せたか)、とか言ってるけど、本当は敵国の兵士も殺したくないんぞ。

ま、だから、拠点制圧(相手の大義名分、本丸を占拠する)を頑張るわけでさ。ま、そうすると、占領を忌避するために戦う人も出てきて、さらに話がややこしくなるが…パスツールも、土地がすべて、言うてるしな。

陣取り合戦(土地)が囲碁で、(普通の、)戦争が将棋やからな。伝統的には兵士じゃなくて、土地だからな。



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