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事業成長のためなら負債を積め!負債と向き合う3つの心得

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療プラットフォームを提供しているUbie株式会社(ユビー)の山田です。(社内ではKennyと呼ばれています)

UbieではミドルオフィスとしてSFAを始めとした業務オペレーションの改善や売上管理システム管理を担当しています。

この記事は #Ubieアドベントカレンダー 23日目にエントリーしています。

負債とは何か

突然ですが、負債と聞いてどんなイメージが浮かびますか?
当然ですがあまり良いイメージはないと思います。

ここでは事業開発で発生しやすい2つの負債に着目します。
・プロダクト開発における技術負債
・運用オペレーションにおける運用負債

いずれの負債も「スピード」を優先することで多く発生します。スタートアップにおいては「スピード」は極めて重要なことであるため、負債なしに進めていくことは難しいでしょう。
そして、いつかは負債解消への取り組みをすることになります。

しかしそれに対してモチベーションが上がらない人も多くいるでしょう。場合によっては「なんでこんな仕組みにしたんだ」と激怒する人もいるかもしれません。退職要因にすらなりかねません。

そんな多くの人がネガティブなイメージを持つ「負債」も、少しだけ考え方を変えてみると、イメージも随分と変わってきます。

かくいう私も、現在はSFAなどのツール管理をしながら運用オペレーション改善という形で多くの負債解消に取り組んでいるのですが、そこで意識していることをお伝えしたいと思っています。

負債を積んだことで得られたメリット

意識しておくべき非常に重要なことは、「負債を積んだことで得られたポジティブな側面がある」ということを理解することです。

スタートアップのように不確実性が高い状況では、いち早くプロダクトを世に出してフィードバックを得て、素早く改善していくということが重要になってきます。

新たな施策にフルスロットルで取り組めば早期に学習が進み、その結果から改善の必要性を判断できます。これを繰り返すことで短い時間で多くの施策を検証し、プロダクト向上に活かすことができます。負債は副作用として積まれることになります。

一方、準備に時間をかける進め方では開始に至るまで時間がかかります。
当然、短い時間で得られるものは少なく、プロダクトの向上も限定的になってしまいます。負債は小さいかもしれませんが、そもそも成長していないことが最大のマイナスです。

さらに、プロダクト向上によって得られた顧客体験もあるでしょう。

Ubieでの一例を挙げると、症状検索エンジン「ユビー」での結果を利用者が受診予定となるクリニックへ情報送信する仕組みを実施したことがあるのですが、そのリリース後に感謝のお言葉をいただいたことがあります。

当然この機能開発も負債を積んだわけですが、あらゆるパターンを考慮してリリースが遅れてしまっていたら、この顧客体験は得られなかったことでしょう。

このような”得られたこと”を理解していると負債解消にもポジティブに向き合えます。

負債を積んでフルスロットルで事業開発をしていることで、我々のプロダクトがいち早く成長し、社会に貢献できているんだ、ということを意識することはモチベーションの支えになります。負債をつまずに進めていたら今の事業成長はありえませんでした。

負債と向き合う3つの心得

これらを踏まえ、私は負債と向き合う際に3つのことを心得として意識しています。

負債を積む勇気を持とう

負債を積むことは、リスクや困難を伴うかもしれません。しかし、スピーディな成長やそれによる社会貢献を実現するためには、時には負債を積む勇気が必要です。その際には最小限のセーフティレベルを見極め、勇気を持って負債を積んでいきましょう。

負債を受け止める度量を持とう

負債を積むのは自分だけではありません。誰でも負債なく進められるのであればそれが最良であることはわかっています。悪意はないのです。相手の意図を理解し適切なセーフティレベルを見極めながら負債を受け止める度量を持ちましょう。周囲が受け止められないようになると、しだいに各組織に根回をするようなことに貴重な時間を浪費してしまうでしょう。

また、過去に積み上げられた負債に対して、「なんでこんな仕組みにしたんだ」と、今現在持っているナレッジをもとに過去を断罪しないようにしましょう。
そのときはその時の難しさがあったり、何が良いかわからない状況だったりするものなので、それを色々理解できている”今”が批判するのはフェアではありません。あのときこう考えたら良かったのかもと反省するのはいいんですが、批判は違います。

負債解消をする強い意志を持とう

最後に、負債を解消するために強い意志を持ちましょう。負債を放置することは成長の妨げになります。自分だけでなく、優秀な仲間たちと協力し、負債解消に向けて努力しましょう。チーム全体での意思統一が重要です。


Ubie社内カルチャーとの関連性

Ubieでは行動指針としてのValueが定義されていますが、上記3つの心得とも直結しています。

Full Throttle, but Safe 
 
大事なものを壊さず、素早く進もう
Trust & Ownership
 チームを信頼しつつ、最後の砦になろう
All In
 慣性を捨て、大きな未来に賭けよう


意識だけではなく文化として定着させることで、非連続な事業成長を生み出し続ける環境を作っているのです。

Ubieでは新しく入社した人が「社内の人はバケモノばかり」と表現してしまうことが多いくらい優秀なメンバーが揃っており、最短最速でリリース出来る方法を考えてもらえます。自分の背中を預けられる環境が整っています。

社会貢献ができるプロダクト開発を優秀なメンバーとともに最速で作り上げていく環境にあなたも参画しませんか?

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