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喋る漢方薬は完璧主義者が嫌い。

僕は完璧主義者だそうです。

職場の先輩に本当にズバズバなんでも言ってくる人がいる。
怖いし、嫌な人。
それでもその人が僕に言ってくる言葉は"ほとんど"当たっている。(全部当たっているけど、認めたくはない。)
「君は完璧主義者なんだよ」
面と向かって言ってくる、唇が微かに震え、顔も赤くなり、声にも力が入っている。僕の悪い所はそれだと言う。
因みにその人は完璧主義者が一番嫌いな人種だそうだ。

「だから君は皆んなに過剰に期待されるんだよ。」
「だから君はネガティブなんだよ。」
「だから君は自分に自信がないんだよ。」

僕はその人を心の中で『ブラックだからさん』と呼んでいる。通称ブラださん。本当に嫌な人だ、何でもかんでも決めつけやがって、馬鹿にしやがって、だからその年で童貞なんだよ。

不思議なのは仕事終わりの僕をブラださんが毎回車で家に送ってくれる。
今日の帰り道は、なんだかんだ慰められて、なんだかんだ、タバコを貰ってなんだかんだ話を振ってくれる。


いつも大変僕の完璧主義者が世話になってます。

ぶらださんは漢方薬のような人だ。

だいたい僕はその人の事を尊敬し好いている。

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