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スランプは、自分を見つめ直す良い機会

こんにちは。
元証券マン、コーネル大学MBA中退してダンサーに「転職」した永田です。

自分の経験をもとに自分らしい人生を歩むためのヒントをお伝えしていきます。今回のテーマは「スランプとの向き合い方」です。

人はなかなか変わりたいと思っても変われないものです。でも苦しい時、スランプに陥ると追い込まれて必死になるので、そういう時こそ自分を見つめ直して変わる絶好のチャンスです。 

日々働いていると、どうしても日常に流されてしまいます。

僕もフラメンコに心を揺さぶられて会社を辞めようと思い立ったものの、毎日の仕事の忙しさに流されて、いつの間にかその想いもすっかり冷めてしまいました。MBA留学が決まった頃ふと思い出して、あれは一時の気の迷いだったと、夢を諦めたことを「正当化」して自分を納得させました。

しかしいざ留学してみると、全然大学に適合できません。クラスメートとも価値観が合わず、何もない田舎の丘の上にある学校で、孤独感が日に日に深まっていきます。希望を抱いて渡米したのに、精神的にどんどん追い詰められて自信も失っていきました。今のようにネットも普及してなく、逃げる場所もありません。

本当にやりたいことがわからないまま入社して、それでもMBA留学を一つの目標としてがむしゃらに働き、勉強してきました。でもいざ留学したら心の闇は深くなるばかりでした。このままこの世界で頑張って、この先どれだけ希望があるのだろうか。例え出世したとしても、自分に嘘をついて幸せな人生と言えるのだろうか。今度こそ、心の声に耳を傾けて自分に正直に生きる決断をすべきではないのか。

追い詰められて自分ととことん向き合い、どう生きたいのかを考え抜いたから、ようやく決心ができました。もしかしたら留学していなかったら、そこまで追い込まれなかったら、ずるずると憂鬱な気分を引きずったまま会社員を続けていたかもしれません。

苦しい時こそ、普段は見逃している自分の深い感情と向き合いましょう。

コロナウィルスで逆境に立たされた人は多いと思いますが、これも捉えようによっては「人生を見つめ直す」チャンスです。通勤時間が減れば、自分の時間が増えるし、新しい働き方の選択肢も増えます。事業がうまくいかず悩んでいた人は、ビジネスを転換するタイミングかもしれません。潮時だとわかっていても自分で見切りをつけるのは難しいものです。そんな時は、大きく変わる社会の波に乗って思い切り何かを変える時かもしれません。

同じ生活が続くと惰性に流されて、考えるのをやめてしまいます。だから日常のルーティンが崩れた時こそ、普段見過ごしている感情と向き合えるのです。

人は追い詰められないと、なかなか変われないものです。逆に言えば、苦しい時にごまかさずに自分と向き合った人は、次のステップへ進めます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回は行き詰まった時、について書いていきます。


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