何が書いてあるのかは分かるよ。でも、何の話をしているのか分からないよ。

新年になると毎年「今年は○○をやるぞ!」なんていう目標的なものを幾つか掲げます。だいたい2月には忘れられてしまいますが、毎年恒例の儀式みたいなもの。

今年は大きく3つの目標がありまして
① noteを書く
② 2chまとめサイト閲覧禁止
③ 小田原に引っ越してごにょごにょする

なんですが、私の人生の1/6位の時間を費やしてきた(最高に無駄な時間だよね!)②のまとめサイト閲覧禁止により、何か他の暇つぶしはないか?とインターネットをさまよっています。油断するとすぐ「おわたアンテナ」と検索バーに入れてしまいそうになるのをぐっと我慢して、noteのアプリみたりしてたんですが、そんなインターネット漂流の流れで最近辿りついたのが「ほぼ日アプリ」でした。

ほぼ日って面白いんだね。
糸井重里ってすごいね。

こんな事書いたらアホだと思われるだろうけど、いやー、今の正直な気持ちなんですよ。全然知らなかったけど、1998年にサイトができて以来、糸井重里さんは一日も欠かさず毎日エッセイを書いているらしいじゃないですか!!凄いとかいう次元じゃないですよね。現人神。

存在は知っていたし、たまにちらっと読んだりしてたけど、ちゃんとほぼ日に向き合ったのはこれが初めて。そして、その内容の多彩さ、面白さに通勤電車の中で小さな感動を覚える日々を過ごしております。

良く分からない今回のタイトルについてのお話し。

ほぼ日おもしれ~といろいろと記事を読んでいたら、大野更紗さんと糸井重里さんの対談記事がありました。大野更紗さんの著書「困っている人」は自分の中で「大切な本BEST10」に入る名著でして、その作者の大野さんと糸井さんの対談がとても興味深く、そして何を言ってるのか全然分からなかった。その事を書きたくて今日のnoteです。

対談記事はこちら↓
https://www.1101.com/komatteruhito/2011-12-02.html

「困っている人」の内容をすごーくかいつまんで説明すると「それまで健康優良児だった大野更紗さんが24才位で超難病にかかって”困っている人”になった状況をつづった闘病エッセイ?です。」これだけ書くと「重そう」「しんどそう」な感じがしてしまいますが、大野さんの性格なのか?その文体のせいなのか?とにかく面白くてページをめくる手が止められないエッセイです。

糸井さんも記事の中でこんなふうに本の事を話しています。

この本の著者は
「こんな人いないよ」と言いたくなるような
病気の人です。
いろんなことをそぎ落として
ここまで来たんだな、ということが
読むたびに湧くようにわかって
「かっこいい」と思いました。
いま、いろんなことを言う人たちが
たくさんいる世の中だけど、
これなら誰でもわかる。
そう思って、今度は西田さんのあとを継いで
自分が『困ってるひと』を配る係になりました。
「大野さんだったらどう見るかな」という視点が
みんなにもひとつ増えるといいと思ったからです。
そうはいっても真似はできないんだけどね‥‥。
ごめん、冒頭からいっぱいしゃべっちゃった。

読んだら誰かに「これすごいよ!」って進めたくなる、そんな感じの本なんです。

でもね、2人が何を話してるのか全然分からないの。

尊敬の対象である大野さんと現人神である糸井さんの対談、面白くないわけないよね!とわくわくしながら読んでいたのですが、最終的に読み終わった感想は「全然意味分からなかったぜぇ…。」でした。
これってちょっと残念だけど日常的にも良くある事ですよね。2人の話している日本語の意味は分かっても、その会話が含んでいる「共通の知識」だったり「考え抜いた経験」を自分は共有していないから。

「日本語で会話できる」というのと「言葉に含まれている知識、経験、意図背景、思考などを共有した状態でコミュニケーションがとれる」事の違いについて、考えさせれた記事でした。

長いのでつづく。

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