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経営課題という単語について考える

経営課題について考える際に、まずは言葉の定義をしっかりとさせておきたい。

とりあえず、Goo辞書で検索してみたが、『経営課題』というワードではヒットしなかった。なので、『経営』と『課題』に分けて、調べてみる必要がありそうだ。

『経営』とは、


事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること。また、そのための組織体。「会社を—する」


政治や公的な行事などについて、その運営を計画し実行すること。「国家の—」


測量して、建物をつくること。
「十兵衛が辛苦—むなしからで、感応寺生雲塔いよいよ物の見事に出来上り」〈露伴・五重塔〉


物事の準備や人の接待などにつとめはげむこと。けいめい。
「湯を沸 (わ) かすやら、粥 (かゆ) を煮るやら、いろいろ—してくれたそうでございます」〈芥川・運〉


急ぎあわてること。けいめい。
「早朝告げあり。—参入す」〈小右記・長保元年一一月〉

Goo辞書

いろいろと意味があるが、『経営課題』としての『経営』については、意味は項番1の意味だろう。『事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること』である。

まとめると、
『経営』とは『事業を管理・遂行すること』
である。

次に、『課題』についてGoo辞書で調べてみると、


与える、または、与えられる題目や主題。「論文の—」「—図書」


解決しなければならない問題。果たすべき仕事。「公害対策は今日の大きな—である」「緊急—」

Goo辞書

あっさりしているが、項番2の方が意味合いとしては合っていそうな気がする。
『解決しなければならない問題。果たすべき仕事。』

まとめると
『課題』とは『解決しなければならない問題。果たすべき仕事。』
である。

それでは、『経営課題』について考えてみたい。上記の2つのワードの意味を合わせると、『事業を管理・遂行すること』、『解決しなければならない問題。果たすべき仕事。』であるから、

まとめると
『経営課題』とは『事業を管理する上で、解決しなければならない問題』もしくは『事業を遂行する上で、果たすべき仕事』ということになる。どちらかと言うと、上記の方が相応しいと思える。

この点はチャットGPTにも聞いてみることにした。

『経営課題』とは『①事業を管理する上で、解決しなければならない問題』もしくは『②事業を遂行する上で、果たすべき仕事』ということになる。

ーー
上記の文章を読んだ時に、私としては、経営課題の意味は、これから解決すべき大きな問題という意図で、『①事業を管理する上で、解決しなければならない問題』が相応しいと思いましたが、どう思われますか?②の方が良い場合、その点についてのコメントをお願いします。

ーー
ChatGPT:
あなたの認識は正しいです。経営課題は通常、事業を管理し、発展させる上で解決すべき重要な問題を指します。したがって、「①事業を管理する上で、解決しなければならない問題」という表現が相応しいと言えます。これは、事業戦略、経済状況、市場動向などに関する具体的な問題を包括しています。

ChatGPT

ChatGPTからの回答を踏まえても、やはり『経営課題』とは『①事業を管理する上で、解決しなければならない問題」という表現が相応しい』ということになった。

もう少し突っ込んでみると、例えば『人材不足』とかは、経営課題として捉えても良いが、『人材不足の解消』とかにしてしまうと、それは対策になってしまっているので、経営課題としては、不正ということになるということである。言葉遊びみたいな感じになるが、この辺を理解しておくことは大事だと思う。

上記について、ChatGPTに確認したところ、以下の回答があり、どうやら納得しているようだ。

はい、言っていることは理解できます。経営課題は通常、抽象的な概念であり、具体的な解決策や対策ではなく、事業遂行における大きな課題や問題を指します。一方で、「人材不足の解消」は具体的な対策や目標を示しており、経営課題ではなく対策や目標になります。このような言葉遊びに敏感であることは、経営上の課題や目標を明確に理解し、効果的な対策を講じる上で重要です。

ChatGPT

長々と書いてしまったが、要するに、ここで言いたかったことは、
『経営課題』とは『事業を管理する上で、解決しなければならない問題』
である、ということだ。


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