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ウォーレンバフェットの動向を基にした優良米国株選定法

2022/5/7執筆

こんにちは、30代大手メーカー勤務の工学博士です。

米国インデックスS&P500が年初来-14% (2022/5/7時点)と不調の中、米国個別株への投資に興味を持ち始めた方は多いのではないでしょうか。一方で、銘柄選定法に関しては、特定銘柄の選定に至るまでの具体的手法に関する記事は少なく感じました。

そこで、本記事では、ウォーレンバフェットを始めとした機関投資家の動向を基にした具体的な銘柄選定方法の一例を紹介します。

※ 本記事は特定の銘柄を推奨するものではなく、単なる手法の一例の紹介です。投資にはリスクはつきもので、投資は自己責任ということをご留意いただいた上で、読み進めていただきたく思います。

1. 機関投資家とは

Wikipediaによると、機関投資家は以下のように定義されています。

機関投資家とは、個人投資家らの拠出した巨額の資金を有価証券等で運用・管理する社団や法人である

Wikipedia

"巨額の資金"というのが着眼すべき点です。
具体的には、Investopiaの記事に以下のように記載されています。

Institutional investors own about 80% of equity market capitalization. 
株式時価総額の約8割を機関投資家が所有

Investopia
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全体の8割を機関投資家が保有しているため、株価の動きは主に機関投資家により決まり、機関投資家の動向を追えば優良銘柄に辿り着くのではないか、というのが本記事で基本としている考えです。

2. 機関投資家のポートフォリオの調べ方

それでは、ウォーレンバフェットを始めとした機関投資家のポートフォリオはどのように調べれば良いでしょうか。

ヘッジファンド(機関投資家の一形態)のポートフォリオは、"HedgeFollow"というサイトにより調べることが可能です。


以下の図はヘッジファンドのパフォーマンスです。

ヘッジファンドのパフォーマンスの一部 (HedgeFollowより)


以下の図は、ウォーレンバフェットのポートフォリオの一部です。


ウォーレンバフェットのポートフォリオの一部 (HedgeFollowより)


ウォーレンバフェットのポートフォリオに限っては、以下のCNBCのサイトにも記載されています。こちらの方が最新情報が加味されている気がします。

※ ヘッジファンドの動向に関して、更に詳細な情報を得るためには、SEC filingsのデータベース (EDGAR database)を確認する必要があるようです。


3. 具体的な銘柄選定例

ここまでで、ウォーレンバフェットを始めとした機関投資家のポートフォリオを調べる方法を説明しましたが、それからどのように銘柄を絞り込めば良いでしょうか。

結論として、
ウォーレンバフェットをはじめとしたパフォーマンスの良いヘッジファンドが最近購入した銘柄を選定するのが良いのではと考えています。

"最近"(ここでは3ヶ月以内を想定)というのがポイントで、ヘッジファンドは徐々に保有株数を増やしていくだろうと考えると、なるべく直近に購入している銘柄が良いと思います。

具体的な方法として、例えば、上記のHedgeFollowのリンクから、ウォーレンバフェットの保有銘柄に関して以下の情報を得られます。それにより、ティッカーシンボルOXY (オクシデンタル・ペトロリウム)の銘柄を2022/4/30に購入していることがわかります。

ウォーレンバフェットのポートフォリオを"Date"でソートした結果 (HedgeFollowより)

CNBCのサイト(以下のリンクは再掲)からは、ウォーレンバフェットはOXYに加えて、Activision Bizzard、Chevron、HPという銘柄を2022/4以降に購入しているだろうということが読み取れます。

4. 最後に

自身の備忘録も兼ねて、主にウォーレンバフェットに焦点を当てて、機関投資家の動向を基に米国株銘柄を選定する方法を紹介しました。

米国個別株投資歴は二年ほどと浅く、まだまだ勉強中ですが、インフルエンサーに依存せず、優良銘柄を自力で選定できるようになりたいというのが銘柄選定法を調べ始めたモチベーションでした。

読者の皆様も、お気に入りのヘッジファンドを見つけて、銘柄を選定してみるのはいかがでしょうか。

今後は、他の銘柄選定法や、買い・売りタイミングについて学んだことをノートにしていきます。

もし記事に満足いただけたら、フォローをよろしくお願いします。最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

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