見出し画像

とんかつ屋で働く世界王者


高校では野球部への入部を希望していたが、
身長が低いことを理由に入部を断られた。
 
そのためボクシング部に入部した。
 
有名なコーチから指導を受け実力を伸ばし、
3年生のときにはインターハイを制覇した。
 
大学には体育推薦で合格。
 
大学進学のために上京したが、
空港で待ち構えていたのはプロボクシングジムのマネージャーだった。
状況を把握しきれないままジムに連れて行かれ、そのままなし崩し的にプロ転向。
大学進学は辞退することになった。
 
 
プロ転向後は、
6畳一間のアパートで7歳ほど年上の人と共同生活。
11時から15時までとんかつ屋でアルバイト。それ以外はボクシング漬けの毎日だった。
 
デビューから約1年半、
プロ9戦目で世界王座に初挑戦。
強打の王者が相手だったが、天才的なディフェンス技術を武器に相手のパンチをかわし続け、攻撃では3度のダウンを奪いKO勝利。
 
当時、日本人史上最速となる9戦目での世界王座獲得に成功した。
 
 
ここから長期防衛ロードを歩き始める。
 
世界王座獲得から約1年半で5度の王座防衛に成功。
先述したとんかつ屋でのアルバイトはこの頃まで続けていた。
 
その後も、
14度目の防衛戦で敗れるまで防衛を重ね続け、「世界王座防衛13度」という日本人最多記録を樹立。
 
 
この記録は40年経った2020年現在も破られていない。
 

 
 
彼の名前は、

 
 
 
 
具志堅用高

以上、「とんかつ屋で働く世界王者」でした。

※この記事は彼の半生の極一部を抜粋して書いたものです。

【こちらもどうぞ↓↓】
ゼロからの上京物語〜長崎のニートが芸能界へ〜

記事は全て無料です。よろしくお願いします。