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脇役の2発


横浜市でお茶屋さんを営んでいる両親のもとに生まれた。
 
人生は野球一色。
 
 
中学時代は全国大会を制覇。
 
高校は屈指の名門校に進んだ。
同級生には後にプロ入りする選手が3人もいた。
 
彼らの年代は史上最強のチームと言われていた。
新チーム結成から44連勝、無敗。
 
甲子園では春夏連覇
秋の国体でも優勝した。
 

そして、地元のプロ野球チーム・横浜ベイスターズに入団した。
 
中学・高校では屈指の強豪チームでレギュラーを張り続けたが、プロでは同じようにはなかなかいかなかった。
 
 
一軍デビューまでに約3年かかった。
 
それでもプロで過ごした時間は15年にも及んだ。
年間を通してレギュラー格としてプレーしたのは3年ほどだったが、
勝負強い打撃と送りバントをはじめとした自己犠牲のプレーでチームに貢献。
 
長らくチームから必要とされ続けた。
 
現役生活中には移籍も経験。
人生で初めて横浜以外のチームでプレーした。
 
最後の2年間は横浜に復帰。
 

そして迎えた引退試合。
この試合では2本のホームランを打った。
 
2本目を売った際には、
涙を流しながらダイヤモンドを一周。
スタジアムは感動に包まれた。
 
プロでは長年脇役に徹し続けた男は
この試合で主役になった。

またホームイン直後には、
真っ向勝負をしてくれた相手キャッチャーに対し手を差し伸べ、握手をし感謝の意を伝えた。
 
 
現役引退後は横浜DeNAベイスターズのコーチに就任。
後進の指導にあたっている。

 
 
 
 
彼の名前は、

 
 
 
 
 
小池正晃

以上、「脇役の2発」でした。

※この記事は彼の半生の極一部を抜粋して書いたものです。

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