Maccha(抹茶) break.〜バストロンボーンの音域が偏らないように〜

高音域が苦手です。そんなバストロンボーンの相談をよく受けます。

私自身、高音域を吹き過ぎた末にアンブシュアを矯正→低音域をいっぱい吹く→低音域が得意になる→バストロンボーンにコンパートという道を辿った人間なので、高音域が苦手という気持ちはよーく分かります。

どうしても偏る。低音域に偏る。

だから一回認める。

私は高音域が苦手です、と。仕方ないじゃん。マウスピース大きいんだから。

低音域が得意です、と。嫌いでコンパートしてくる人はいないでしょ・・・。

その上でリップスラーを沢山やればいい。下からさらう。上までさらう。広い音域のインターバル等はそのためにあると考えよう。安定したブレスで、音色や輪郭が変わらないように。諦めないで最後まで頑張って練習すれば、ちゃんとできるようになるから。

そして高音域は低音域の3倍練習する。

そのために1オクターブ上でさらったり、テナー記号(テナー、アルト)やト音記号で読んだりしてるわけで(他にも♯系に慣れる目的もありますが・・・)。

あとマウスピース。最近は学生さんでも1 1/4〜1Gをくらいのサイズを使用している姿をよく見るんだけど、正直私は2〜3Gくらいのサイズで良いと思います。吹奏楽なら尚更ですが。

テナーも4〜5Gが多いと聞くんですが、6 1/2で充分かと。

音色が明るくなるし、高音域も辛くないしね。スタンダード。

道具は所詮、道具。道具を変えたらいきなり上手になるなんてことはありません。当たり前ですが。

ちなみに私が使用しているのはメインがGIARDINLLIの1G(現在はもう作られていないんだけれども、懇意にしている楽器屋の店員さんがdead stockを廉価で譲ってくれた)。Vカップで1 1/2Gくらい、STORK CUSTOMのNY seriesの其れが近いか。サブがYAMAHAの60B。内径が1 1/4Gくらいなんだけど、それでいてリムが厚くて口当たりが良く、カップは5GSくらいかな。細めのスロートと太めのバッグボアで、明るいギラッとした音が出ます。では参考になりますように。

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