Kopprasch Op.5 No.55 Allegro 3/4 B♭ minor,B♭ major

"歌う"練習、Kopprasch Op.6 No.45、48、53、55、Op.5 No.11、28、31、46、48、51、54と併せて練習すると良い。

スラーの練習をKopprasch Op.6 No.23、37、装飾音付の練習はArbanに、そして何より半音階の練習をOp.6 No.41、Op.5 No.11に立ち返って行って欲しい。

15、16小節目のフォルテから16、17小節目のピアノは繊細さの中にも力強さを持たせ、存在感を消さず、18小節目に突入する。

18、20、44、46小節目の四分音符はのんべんだらりと吹かない。ヴィブラートをかけて歌うが、テンポは崩さない練習になる。

個人的にはNo.54、55がKopprasch Op.5で(ソルフェージュも含め)最も難しいエチュードだと思う。だが、根気強く取り込み、消化する価値は絶対に有る。

以下指定。

ハ音記号(テナー)で読んだ場合、29小節目のB♭→D♭→F♭→D♭→B♭は5→5→5→5→5pos、52小節目のF→A→C→E♭は6→6→6→6posでとる。

ハ音記号(アルト)で読んだ場合、46小節目から47小節目にかけたH→D→F♯→F→E→C♯→D→H→G♯は7→7→5→6→5→5→7→7→7pos、53小節目のF♯→F→E→D→H→G♯→H→Dは5→6→7→7→7→7→7pos、55小節目のE→G♯→H→D→F→D→H→G♯は7→7→7→7→6→7→7→7posでとる。

ト音記号で読んだ場合、29小節目のF→A→C→E♭→G♭→E♭→C→A→Fは6→6→6→6→5→6→6→6→6pos、31小節目のE♭→C→A→Fは6→6→6→6pos、54小節目のB♭→C♯→E→C♯は5→5→5→5pos、55小節目のA→C→E♭→C→Aは6→6→6→6→6posでとる。

ハ音記号(ソプラノ)で読んだ場合、20小節目から21小節目にかけたA♭→C♭→E♭→E♭♭→D♭→B♭→C♭→A♭→Fは7→7→6→7→5→5→7→7→6pos、29小節目のA♭→C♭→E♭♭→C♭→A♭は7→7→7→7→7pos、46小節目から47小節目にかけたH→A♭→C→C♭→B♭は7→7→6→7→5posでとる。

No.55は
・ハ音記号(テナー)→+♯×1=F minor、F major
・ハ音記号(アルト)→+♯×5=A minor、A major
・ト音記号→+♯×3=G minor、G major
・ハ音記号(ソプラノ)→+♭×1=E♭ minor、E♭ major
となる。

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