十七作目　初めては貴女と　pixiv再録ＳＳ

「んー、女の子同士っていいねぇ」
「えっと……」
「冴子は嫌だった？」
「あのね。話を聞いて」
「冴子の指くに、くにって……」
「あのね、私たち。親子なのよ」
「うん。それで？」
「はぁ。もういいわ」
「んひひ。よくないと思うけどねん」
「不可抗力よ。私はあなたにだまされたの」
「次もだまされてくれる？」
「あなたがかわいくおねだりできればね」
「じゃあ大丈夫。冴子が私のどこを好きかは知ってるから」
「あっそ。それにしても随分と慣れてるのね」
「ううん。初めて」
「え？」
「初めてだよー。それこそ、裸見せたのも、いっしょにお風呂入ってたころが最後だよ」
「は？」
「初めて、もらわれちゃった♪」
「えええええええええ……」
「ふふん。責任とってもらうからねー」
「はぁ……もう、わかったわよ。あなたがお嫁に行くまでね」
「今は冴子のお嫁さんじゃないの？」
「ばか言わないの。なんで私が……」
「あんなに……鳴かせてくれたのに？」
「う」
「私は遊びだったのね……」
「やめなさい。わかったわ。あなたが飽きるまでは、甘やかしてあげる」
「やった！　よろしくね。冴子」
「う。呼び捨てはやめなさい。えっちの時以外はお母さん」
「はぁい」
「ほら、ご飯の支度手伝って」
「うん。わかったよ。冴子」
「はぁ……好きにしなさい……その、包丁持ってない時にして」
「うん、わかった。私が飽きるまで。ずっと、ずぅっとえっちしようね」
「はぁぁぁぁ……もう好きにしなさい……」

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