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ソン・ランの響き

最近、連日お酒の飲み過ぎで、楽しいんだけど、自責の念に駆られる日々を過ごしている。このままではみんなに酒豪女だと思われてしまうし、身体もどんどんブヨブヨになってしまう。どうしよう。

そんな怠惰な自分のバランスを取るためになんとしてでも映画を観て、文化的なサブカル女であり続けたい。自尊心のためにも。

そんなわけで今日も昨日のお酒を引きずりながら、はじめてのK's cinemaへ。

毎月3本劇場で見るという目標だが、3月1日の昼間なら実質2月なので、今月もクリア。

今のシネコン映画にはあまりピンと来ず、フィルマークスでディグって見つけた、『ソン・ランの響き』を観に行った。はじめてのベトナム映画。

ベトナムの芸術事情には本当に無知で、どんなもんかと興味本位で足を運んだけれど、
めっっっっっっっっっっっちゃよかった

色彩の綺麗さ、光の使い方、観たことないようなショットの数々、素晴らしい。。

ウォンカーウァイ的であると言われているみたい、たしかに納得した。

そしてそれだけではない、脚本があまりにも綺麗すぎる。無駄がゼロ。監督の頭の良さを感じる、いや、普通脚本書いてたら客観視出来なくなるじゃん。なんでそんな見せ方と理解させ方上手いの?脳みそ2つあるんか?

時間軸の行き来もすっごくわかりやすい。なんで?なんでなん?凄すぎる

よくある二段構造のストーリーだけどこんな脚本、レオン・レじゃないと書けない。

恋までの丁寧さ、恋をしてからのドキドキ、気づいたらフンに共鳴してしまった。演技、演出共にしっかりと観客を鷲掴みにする。ちょっとずつ、ちょっとずつ話が展開していく。

そしてラスト、、。
わたしの理解力が足らずプログラムを見てから気付いたのですが(というか訳不足のせいなのでは…?と思っている)あれ、あの家のアレを肩代わりして、しかもあのラスト…。うう、、すごかった。

ていうかアイザック(フン役)の顔何?整いすぎてて完全に越製佐藤勝利、まじでアイドルらしい。
演技も上手いし、「くじに外れると恋に当たるのよ」って言われたときの顔、嬉しそうでよかった

てかそのセリフやばいでしょ、言いたい。

ベトナムどころか私はアジアの映画にかなり疎かったなと思う。これからはちゃんと意識的に観ようね


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