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座る位置で人生変わるかも? / 親近効果

こんにちは!健太です!

本日もノートを開いていただきありがとうございます!

今回は【 親近効果 】について調べました。

では、いきましょう!!


親近効果とは

親近効果とは、
社会心理学者ノーマン・ヘンリー・アンダーソン(1925〜)が1976年に提唱した

最後に提示される情報が記憶に残りやすいという心理

のことです。

この親近効果を証明するためにノーマン博士は、
証言を提示する順番で、判決がどのように変わるかを確かめる『 模擬裁判 』を行いました。

今回は、わかりやすいように

模擬裁判ではなく
討論をすると置き換えて説明します。

今からクラスでAさんとBさんが討論をします。
討論のルールは下の通りです。

【 ルール 】
  ⚫︎ 議題は「夏は山派?それとも海派?」
  ⚫︎ Aさん、Bさんはそれぞれ、山がいい、海がいいという理由を6つ用意。
  ⚫︎ 発表順を変えて、二戦します。

Aさんは山派Bさんは海派
それ以外のクラスメイトはジャッジをします。

【 1戦目 】
山が好き理由×2コ → 海が好き理由×2 →山が好き理由×2コ → 海が好き理由×2 →  山が好き理由×2コ → 海が好き理由×2 → ◉ジャッジ
【 2戦目 】
海が好き理由×6コ →  山が好き理由×6コ → ◉ジャッジ

このジャッジの結果はどうなったのでしょうか。
もう皆さん想像できているかもしれませんが、

両方とも最後に発表した方が勝利したのです。

つまり、この結果から

人はいくつかの情報を与えられて判断する時、最後に与えられた情報に大きな影響を受ける。

ということがわかったのです。

これが親近効果です!


親近効果を利用したいポイント

次に、この親近効果が使えるポイントを
紹介していきます。

① 座る場所
② 発表の順番
①座る場所

座る場所は大切です。

例えば、合コンでの席では、
気になる相手の一番右側に座りましょう。

画像1

なぜなら、この親近効果
実は、視線にも影響するからです。

人の視線は、上の図のように
左から右へと動きます。
現にあなたもこの文章を左から右へ
読んでいますよね。

その為、

気になる相手と向かい合った時に、右側の席に座ると

相手に1番最後に見てもらうことができるので、
親近効果がはたらき、相手に自分を選んでもらいやすくなるのです。

これと同じ理由で、
親近効果で見た時に、
集団面接の際に有利なのは

面接官から見て1番右の席に座っている人です。

このように
親近効果を知っているかいないかで、
運命の相手や、働く企業が変わる可能性があるのです。


②発表の順番

発表の順番が最後の方が良いということは容易に想像ができると思います。
この発表の順番が特に大切だとわかるのが
M1グランプリです。笑

ネタ出しの順番が最初の方になった芸人が、

「 うわ、まじかぁ、、、」

みたいな顔をしているを見たことがあるのではないでしょうか。

これは、
優勝する確率が、最後の方が高いということを知っているからなんですね。笑

実際に、M1グランプリの出版順ごとの平均順位と最終結果をまとめてくださっているサイトがあったので貼っておきます。

https://nightview7.com/archives/【m-1グランプリ】出番順ごとの平均順位と最終決.html

もちろん、
・前後にめちゃくちゃ面白い芸人がいた
・最後の方は場が温まった状態で漫才ができる
など、他の要因も関係していると思うのですが、
やはり親近効果の影響は大きいでしょう。

このように、発表の順番は
結果に大きな影響を与えるのです。



初頭効果と親近効果の使い分け

ここで、
初頭効果と親近効果の
使い分けについて紹介します。

まず、前回紹介した初頭効果とは

最初に受け取った情報の方が、後に受け取られた情報よりも強く印象に残りやすいと言う心理のこと。

そして、今回紹介した親近効果とは

最後に提示される情報が記憶に残りやすいという心理のこと。

でした。

「。。。。」
「。。。。」

「最初か最後、どっちやねん!!」

と思われたのではないでしょうか。ごもっともです。笑


結論から言うと、どっちも大切になります。笑

ただ、相手によって、初頭効果、親近効果の影響の大きさが変わってくるのです。

相手があなたに興味がある時
        親近効果 > 初頭効果
相手があなたに興味がない時
        親近効果 < 初頭効果

また、

初頭効果は、長期記憶に影響を与えやすく、
親近効果は、短期記憶に影響を与えやすい。

とされています。

それぞれ理由を説明していきます。

前提として、

人の記憶力は端と端、最初と最後のような区切りのいいところは覚えやすく、その間の部分などは覚えにくい傾向にあります。

つまり、

大事なところ以外覚えていないし、そもそも集中力がないんです。

なので、

初対面の人など自分や自分の話に興味がない人に
対しては初頭効果を使い、
相手に興味を持ってもらわないといけない。

また、興味があっても集中力が続かないので、
集団面接など話が長い場合は親近効果を使い、
最後に重要な点をアピールしないといけないのです


また、
初頭効果が長期記憶に影響を与えやすいのは

初めて受け取る情報が、それより後に受け取る情報の基準になるからです。
( これをアンカリング効果といいます。そのうち記事にするかも、、、)

逆に、親近効果が短期記憶に影響を与えやすいのは、

シンプルに1番最後の記憶だからです。
10分のスピーチが終わった直後、スピーチの冒頭部分と最後の部分だと、最後の方が覚えていますよね笑

まとめ

親近効果とは

最後に提示される情報が記憶に残りやすいという心理

でした。

この親近効果は、座る場所、発表の順番などでも利用することができました。

・座る場所は、相手の視線の1番右側。
・聞く側の集中力が続かなそうな発表の順番は最後。

覚えておいて是非
大事な時に使ってみてくださいね。


本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!😊

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