三日坊主日記 #11

ついに私の1年生のときから続いた友人恋愛お助け大作戦は大団円に入るようだ。私は様々な友人の恋愛相談を受けてきたが、ついに恋愛相談を受けてからくっついてない組はあと残すところ1組で、そのペアも佳境に入ったようだ。ここが晴れてくっつけば記念すべき10組目の手助けカップル、ということになる。

色々それっぽいアドバイスはしてきたが、私の力量というわけではないのだろう。そもそも好意を感じていたもの同士がこの身勝手な作戦のスタートラインに立っていたこともあったので、背中を押さずとも彼らは勝手にゴールしていたと思う。

少しばかり、片方もしくは両人の背中を押しただけにすぎない。

ただ10組全部が続いたわけではない。じゃお前はむしろ死神じゃないのかと言われたら、それについては否定させてもらおう。くっつくまでの手助けは相談を受ければ友人のため喜んでやらせてもらうが、くっついたあとに手を加えるのは野暮な話だと思っている。両人が素をさらし、それでうまくいかないのであれば別れた方が良い。それに、くっついたあとの両人の幸せな時間に外部作用を及ぼして続けさせるほどの責任と義務は私にはない。彼らだけの時間でなければならない。(まあ助けてあげて重大な作用は出ないと判断するものにはアドバイスなり手段なり個人的に手助けをしてしまっているが、極論それも彼らが一部としてとりこんでくれればなんら変わりはない。)

わたしは失恋して少しの傷心がないわけではないが、そのかたわら友人の恋路を見守ることに反動は微塵もなく、すごく嬉しい気持ちになるのだ。友人が幸せに生きることを願う。

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