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定義を決めること、基準を決めること
こんにちは。業務設計士の佐近朱美です。
医師や管理栄養士などさまざまな職種の人がそれぞれの視点から「健康経営」について情報発信をしています。
マネジメントにおいて、コミュニケーションを阻害している要因は、まだまだあります。今まではリアルに会っていたので、なんとなく雰囲気で理解しあっていたかもしれませんね。どんな課題があって、どうしたらいいのかをまとめてみました。
定義を決めること
今だとイノベーションでしょうか?意味を正しく理解して、自分たちがどうするのか定義を決めているようで決めていないことが多いのでは?
またよくバズっているワード(デザイン思考、アート思考、アジャイル、エコシステム、エフェクチュエーションなど)を知ってるから使ってるという職場も散見されます。知ってる、理解している、実践できるの差がものすごく出るワードたちなのですが。
そして、うまくいくには、対話をしっかり行ったり、心理的安全性が担保されている環境だったり、必要に応じて評価軸を変えてでも正しく実践できるような泥臭いことも必要だったりするのですが、そういうところはスルーされます。当然うまくいきません。そして、その手法が悪いとなることも多いのではないでしょうか。
正しく言葉を理解する。
職場での言葉の定義を決める。
何がどうなったらOKなのかを決める。
共有する。
迷ったときは、最初に決めたところに立ち返る。
相手を責めずに、何が良いのか確認し、目的に向かえるようになります。
基準を決めること
ここまでできたらもちろん理想ですが、日々、そもそもの基準が明確であったらということは多くありませんか?
日本は、イレギュラー対応できる人がヒーローみたいな変な風土があります。もちろん、ミスやトラブルは絶対起きないということはないわけですから、起きたときにどう対処するかという点では対処できる人がヒーローとなるのは理解できます。
しかし、本来誰もがスムーズに仕事ができるように明確な基準があり、ワークフローも整備され、周知されている。極端な話忘れても大丈夫な仕事のしかたになっていて、よりクリエィティブな仕事に時間を使えているのであればいいのですが、基準がないことでパワーバランスが発生しイレギュラーの仕事が通常運転ということになっていれば、本末転倒です。厄介なのが、それがかっこいい!仕事してる!という気になってしまうところ。
上記の記事にあるようにクリエィティブな世界においても、基準となる指標をきちんと設けているのです。皆さんが、そこは定性定量的に表現するのは難しいと言われる分野ではないでしょうか?それでもやっているのです。やるかやらないか。
今すぐ完璧にとは無理でも、日々基準を明確にする、状況が変われば適宜見直しをするということが当たり前にできれば、誰もが安心して質のいい仕事に取り組め、結果やりがいと成長につながると思います。
エンゲージメントを高めるためにはといろいろ議論をするより、定義や基準を決めることの方が先決だと思いますよ。
定義と基準を決めることで、安心して、互いの時間を無駄にとることなく、スムーズに仕事を進められるようになります。ぜひ試してみてください。
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