見出し画像

O脚の低年齢化が進んでいないか

街歩きしてみると、男女を問わず若い人にもO脚が拡がっているように思えます。オフィスでのデスクワークなのか、あまり歩かないことからくる筋肉の解放の機会が減ったからか、あるいは両方の要因から来るのでしょうか。高齢者のO脚はいうに及ばず、世代を超えてO脚が増えているように見えます。

O脚の原因と脚トラブル

O脚は将来膝痛を招いたり、靴の擦り減り方が外側に偏るなどして足首を痛めたりと、さまざまな脚トラブルにもなります。それらの根本的な原因は何でしょう。

今日的な原因の多くは、デスクワークなどが長時間に及びなど、腰かける時間が長いことからくる大腰筋などの緩む時間が長すぎることです。
筋肉は、拮抗筋という一方の筋肉が伸びれば、対になっているもう一方の筋肉群は縮みます。デスクワークの時間が長くなりすぎると、そのバランスを欠いてしまします。

その結果、大殿筋つまりお尻の筋肉も落ちることが早まり、案外早く膝に痛みや障害がでたり、靴の変形からくる足首への負担が生じて捻挫したり、骨盤の揺れが大きくなって疲れやすくなったりすることに繋がります。

脚トラブルを抑える

こうした脚トラブルは、あまり歩かない生活を長くしているなどの極端な運動不足によって起こります。この弊害を意識して、偏った筋肉の使い方を是正しようと、刺激する、和らげる、解放する、修正する、を意識して生活している人はどのくらいいるでしょうか。

オフィスワークでも、このような状況も起こりやすいと思われます。厚労省、経産省などが主体となって、健康を意識した指導力が問われています。この点を理解して、オフィスの現場では本当の健康の真の旗振り役をして足のトラブルを抑えて頂きたいものです。

歩き方で足の健康度が分かる

脚の健康度が見た目からよくわかるのが、歩き方です。脚の送り方は、O脚だけにとどまらず、様々な脚の形だけでも下半身の健康度を推し量ることができるようですが、歩き方にも癖がでて健康度が分かるようです。

まだ30代というのに、デスクワーク時にいつも右足を椅子に畳むようにしてパソコンを叩いていた男性は、O脚があり、特に右脚を引きずるように歩いていました。さらに10代で入職し、20代前半の女性もオフィスにいても階段を使わず、1階の上り下りさえエレベーターを使っていますが、既にO脚が進んでいます。

この事例からも分かるように、単に長時間座ることだけでなく、筋肉が解放される時間さえ作る機会を自ら逸していることを読み取ることが出来そうです。

日常的な癖を解きほぐす運動をしよう

無くて七癖、といわれます。ちょっとした日常生活でも癖を気にしたら、何事も難しくなります。そんなことより、その癖も問題がないような対応をとること、即ち体を動かすことで筋肉の偏った使われ方を修正する方が良い結果が生まれます。そのひとつがよく歩くことであり、もうひとつはストレッチによって硬くなった筋肉を解放することです。

とかく現代人は、便利になりすぎています。体は縄文人といわれるのに、現代は縄文人の生活とは程遠い生活様式が確立しています。歩くことは時間が必要です。1時間で4~5㎞歩くことになりますが、要件と目的地を定めて10㎞を目途に歩く習慣を身につけて見ては如何でしょう。

老いは足からやって来る、といいます。きっと心肺の機能も高まって、健康長寿に向けて無理なく生活習慣を転換できるかもしれません。足回り、骨盤まわりの筋肉もほぐれて、O脚になりにくい第一歩になると思います。


宜しければ、サポートお願いします。「生活習慣病は、自分でしか治せない」と考えています。運動と食事での貴職の生活習慣病の治癒体験を教えて頂ければ幸いです。また、わたしの考え方の不足な点があれば、ご遠慮なくご指摘頂けると幸いです。どうか宜しくお願い致します。