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ハーバード大学の特別枠入学

Affirmative Actionによる特定のマイノリティ人種の入学を優遇することが最高裁によって違憲とされたニュースがありました。

これは複雑なイシューで、自分も思うところがあるのですがその話はとりあえず置いておきます。(ちなみに私がはるか昔にカリフォルニアの私立大学に合格したときは、カリフォルニア在住のアジア系という枠での入学は難易度がかなり高いというのはありました。なぜなら沢山いる上にみんな教育パパママの家庭で成績いいから。つまり昔の私、けっこう高いハードル超えていた!←自画自賛)

これに少し関係した話をAll Inのポッドキャストで聞いたのでメモっておきました。これが衝撃の記事。

ハーバード大学の白人の入学者のうち43%がいずれかの優遇された枠で合格しているとのこと
・リクルートされたアスリート
・Legacy(親族がハーバードの卒業生)
・教授や職員の子供
・学長の特別リスト(親が巨額を寄付しているなど)

そしてこのグループの合格者のうち、75%が上記の特別措置がなければ合格できなかっただろうとの調査についても記述があります。上の四枠の話は知っていたもの、ここまで高い数字だとちょっとびっくりですね。

で、Affirmative Actionとなぜ関係あるかというと、今回の判決をもとに様々な「特別枠」というのが批判の対象になるだろうというのが予測できるからです。もちろん連邦政府の予算を受け取っている学校で、人種別の枠、というのは重みが違いますが、それでも本来なら自分が受かっているはずなのに、特別枠はフェアじゃない!という議論は人種枠以外にも広がるだろうし、なんなら学校に限らない話になっていきそうですね。アメリカなので様々な訴訟という形で社会に波及していきそうです。

このトピックはいくらでも深掘りができそうなんでですが、とりあえずはここで終わらせておきます。


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