構想力が劇的に高まるアーキテクト思考ー具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法ーを読んだ感想

読んだ感想

 

抽象化思考の必要性について

「全体を俯瞰して抽象化してゼロベースで構想を練って、新たな場としての世界観を構築するためのアーキテクト思考。それを一言で表現すれば「抽象化思考」。
「アーキテクト思考」とは、具体的なことを抽象化してゼロベースで全体構想を考える。具体的に目に見えることの共通項を抽象化して、他の用途やビジネスにも使える様に抽象度を上げてゼロベースで構想できるという考え方。
 では、このような考え方をどうすればいいのか。
まずは、考え方の視座を川下(=具体的)から、川上(=抽象的)に置かなくてはならない。部分から全体を見出す。
 世の中を見る上でも広く見て、要素を切り出して、特定の物事に関連づけることが大事だと感じた。
 今、AIなどの具体的な作業を人に代わって行ってくれるツールが世の中には溢れている。そのため、現代人に求められるスキルの一つが、ゼロから世の中に新しいコンセプトやアイディアを生み出すこと。すなわち、具体的なモノに至る前の段階にある抽象的なモノをいかにして生み出すことが求められている。
 かくいう私も現在の仕事では具体的な作業や業務をアウトプットする前のコンセプトを出せと言われる場面が多くなった。
 物事を抽象化して考えて、全体を捉えて重要な要素を抜き出して一般化する。
簡単な考え方の様だが、これが難しいと感じる。
 ゼロからものを考え出すということは難しい。人数がいれば思いつくということでもなく、一人孤独に耐えながら世界観を描かなくてはならない。
能動的に自ら考え行動し、試作を繰り返す。常に好奇心のアンテナを高くして、さまざまな情報を得て、能動的に行動した経験を持って、点を繋げていき、構想を作り出す。アーキテクト思考とはそういうことではないかと学んだ。




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