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カナダで釣って楽しむ移住生活。

2017年の末にカナダに来て、6年目となりました。
もともと日本では、少年時代から村田基やグランダー武蔵ブームもあったりで、地元中心にバス釣りをしていました。

NZでは豊かな漁場のある島国ということもあり、タイや青物、イカなどの海釣りで余暇を楽しんでました。

そういうこともあり、カナダで移住生活するなら釣りができる生活が良いなと思い、渡航直前からワクワクし、その夢を実現しました。


カナダに来て改めて思ったのが、
カナダにはカナダの釣りがある。ただ日本的な釣りをすると爆発的に魚が釣れる釣りもカナダにはある。
でした。


春の雪解けに合わせて釣りシーズンが始まる。

【カナダへ向かう前(渡航前のこと)】

カナダでの釣りと言えば、なんでしょうか?

サーモントラウトというイメージが、多いことでしょう。

僕もその一人で、航空機での荷物制限のあるなか【4000番のシマノのリール】を片手にカナダにやってきました。


なぜリールを持ってきたのかというと、
NZで釣りを始めた時、釣具のバラエティーの少なさや値段の高さ(割高さ)に驚き、特に日本製(シマノ・ダイワなど)のリールなどは、かなり為替の影響もあり高価でした。

もちろん他の釣具もできる限りカナダへ持っていきたいと思っていました。

しかしながらロッドはトローリーバッグに入らない、ルアーはどこでどんなサイズの魚や魚種をメインに釣りするのか見当がつかないので厳選できずで、持参しませんでした。

ただ、NZでは小さな鋭く細い針を探すのに苦労したので日本の掛かりの良いマスバリだけ釣り針ケースに入れて持参しました。(後にこれは、シビアなコンディションのトラウトフィッシングで役たちました。)


9月初旬で終わる秋のユーコン川

【カナダの釣り基本情報】

カナダの釣りは、日本と同様に渓流や河川、湖の淡水と海の釣りがあります。
トラウトやサーモンなど日本でも釣れるものから、チョウザメ、ノーザンパイク、ハリバット(大判のカレイ?)などカナダ特有の魚もいます。

カナダの場合、州ごとに免許制度となっていて1年毎に(1日券などもある)購入する仕組みです。

その際にルールブックが貰え、魚種やキープできるサイズ季節時間帯場所などが確認ができます。

最近は、ルールブックがオンラインでも配布されているので、ダウンロードしてスマホなどに入れておくと便利になってます。


街の間を走る河川でもトラウトなどが普通に釣れる。



以下のリンクはアルバータ州における釣りのレギュレーションチェックで便利なサイト。水系や湖などを地図からクリックすればレギュレーションが表示されるようになってて見やすいです。


もしくは以下のアルバータ州の釣り関連の公式URLでPDFをダウンロードしてもいい。毎年更新されるので、その都度ダウンロードすることをオススメ。

※ちなみにフィッシングライセンスは、州ごとかつ種類や場所で異なるライセンスがある。

  • 一般なスポーツフィッシング

  • サーモンなど固有の魚のみ対象の特殊ライセンス

  • 国立公園内でのみ利用可能なライセンス

などがある。


ある時期だけ深瀬から岸によってくるノーザンパイクを狙う。ユーコン準州

【カナダの釣具店】

なんでも揃うような釣具店らしい釣具店は、日本ほどない。
ただカナダは”フライフィッシングの本場”だけあって本格的なフライフィッシング個人店はローカルな街でも1つはある印象。

釣具でカナダの大型店になると北米で一大チェーンとなるバスプロショップ(Cabela’s)。釣具コーナーが設置されているストアでは、CanadianTire( ホームセンター)Walmartなどがある。

↓以下に釣具店に関する公式URLリンクを貼りつけた。

また他の方法でカナダで釣具を揃えるならリサイクルショップ(カナダの寄付などで集まる店で生活雑貨の店)、Amazonなどのオンライン通販が主流となるだろう。

バスプロショップを除いてWalmartなど大型店は、あらゆる商品(Groceries)を販売する中の一角にある釣りコーナーというイメージなので、品揃えはあまり期待できない。

個人店の方が、その地域でしっかりと釣れる商品を販売し充実させている印象。

小型ボートからハンティンググッズまで色々揃うアウトドア専門店。

【日本製釣具の効果】

日本での釣りといえば、特定の場所での釣り人口密度が多いためかスレた魚を対象にしたのシビアな釣りが背景にあると思う。そのためスレた魚にさえ魅力を伝えるための小細工や精度の高い釣り具が多い印象だ。

リールやロッドは、想像できないくらいの種類があるし、ルアーなどもレンジや動きなど細かく別れており数も種類も多い。

海外に来て日本ブランドのリールやロッドを使うと圧倒的な違いを感じることが多い。

村田基がYou Tubeで発言していた中で、【ある時期を境にアブ・ガルシアのリールをシマノを使い始めてから使わなくなった。】その発言通り、値段と質を比べれば、日本のシマノとの差はかなりあるだろうなと思う。

釣具としての完成度を感覚で言えば、5年前のパソコンと今の最新型パソコンを持ったくらいの違いはある。

同じ価格帯なら海外製品より性能面で1つも2つも上の遠投ができたりするし、ドラグの精度など段違いだったりする。

日本で販売してる製品は、クオリティー面からみて陸っぱりからアプローチするルアーフィッシングがやりやすい性能をもってる。釣り好きからすれば、かなり釣果に影響する大きい要因になっている。

日本ブランドのルアーは、カナダにないような繊細な動きやカラーパターンのおかげか、カナダでも比較的釣り人の多いハイプレッシャーでシビアな環境で釣りをした際に効果を発揮している印象だ。

僕が、カナダのルアーを数時間キャストしても坊主のとき、友人は日本のハードルアーを使って、ランカーサイズを数投で釣り上げることが結構あった。

テクニックでなく、釣具の精度で負けを感じた瞬間だった。

ただ、ここは日本の25倍以上の国土を持つカナダ。日本のようなハイプレッシャーの釣り場だけではない。

北米ブランド(ラパラ)や日本では無名のメーカーのルアーなど色々カナダでも販売されており、それらでもテクニックと経験を生かして釣りの工夫をすれば、釣れるときは釣れる。

値段は日本と同様に$8−15が中心である。根がかりなどで失くすと悲しくなるくらいの値段はする…


ユーコン準州にあるトップウォータープラグでパイクがガンガン釣れる穴場
(ある時期の2週間限定の穴場)

【カナダの釣具】

カナダと日本のアマゾンで買ったモノなど色々。他には、大きめのスプーンとBUZZ BOMBなどを取り揃えている。


フライフィッシングの本場なのでカナダのほうが日本と比べて、圧倒的に品揃えが多い印象

ハンドメイドから機械製品までフライ一つでかなり幅が広い商品数を持つ店舗が多い。
バスプロショップなど大型釣具店では、しっかりとフライフィッシングのみでのコーナーもあり、かなり充実している印象。

ルアーフィッシングに関しては、ボート(手漕ぎ含む)で釣りする人も結構いるのがカナダの文化

ピックアップトラックにトレーラーを繋ぎ、夏はボートや冬はスノーモービルなど色々自然に持ち込んで楽しむ人が多い。

日本以上に広大な湖や河川が無数に点在するので、カナダの魚は日本よりスレが少ない印象。(もちろん結構なハイプレッシャーな釣り場もある。)

スレがなく広大な場所に点在する魚には、北米のアピール力の高い大胆な動きをするルアーは合ってるのかもしれない。


カナダは、釣り人よりクマや野生動物に出会う機会が多い場所もあるくらいロープレッシャー
アイスフィッシングは、チームを作って穴場を見つけに行くことをオススメ。氷点下36℃だった。

【今の僕のカナダでのヒットルアー”BUZZ BOMB”】

カナダ製を謳う金属製の重りのようなルアー。
ルアー自体は。中空になっておりラインを通してフリーリグ状態にできて面白い。さらに重さもありながらスプーンのようにスイングもする。

重量は2インチで1/2ozからと形状もスプーンより空気抵抗の少ない細身。そのため湖などでの陸っぱり(ショアフィッシング)でも飛距離が出て結構有効にレンジを探れる。


カラーもサイズ豊富。特に決まった場所での釣りでなければ汎用性のある目立つ色がオススメ。

おかげさまでいつもは不利になる湖の陸っぱりでも50m以上先のボトムからジワジワ駆け上りを攻めていくことができ、レイクトラウトなど、それなりの釣果を出せるようになった。

日本から持ってきたシマノのリールに10lbのライン(日本換算だと15lbくらい)でガンガン投げることができる。

BUZZ BOMBの参照URL↓↓

【さいごに】


僕の個人的な意見だが、日本の製品を購入する余裕や機会が十分にあれば、カナダ製品に頼らなくても良いかもしれない。

小さい魚から大きな魚まで力任せな釣りをしなくても、より戦略的で、ピンポイントを狙ったルアーフィッシングを楽しめるのかなと思う。

まあ日本製だけでなくカナダのルアーをおりませながらの現状でもそれなりにカナダの釣りを楽しめているのも事実だけれども 笑。

ちなみにながら日本のAmazonなどで有名な中華性の小型ルアー(スプーンやプラグ)も意外と渓流などでは力を発揮した。

カナダでは充実すぎる日本のような製品展開がないけれど、ないなりに意外と新たな発見や工夫もあり、そういう点でカナダの釣りを楽しめている。

僕のカナダで訪れたフィッシングポイントは、Instagramなどで見ていただければ自ずと分かると思うのでここは割愛する。

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