やせうまとだんご汁と
たまたま見ていた、2021年11月11日放送の『ラビット!』オープニングで、おすすめの麺料理を紹介するコーナーと言うのをやっており、
ノンスタ石田さんお勧めの面料理として、
大阪・千日前で九州の郷土料理を提供しているお店の
「九州八豊やせうまだんご汁」
を紹介されていました。
とまぁ、我が大分の郷土料理を紹介してくれるのはありがたいのだが・・・
「やせうまだんご汁」???
お店をググったら
「やせうまだんご汁」とは第一回新郷土料理日本一(読売新聞・日本テレビ主催/
キッコーマン株式会社協賛)を受賞した大分の新郷土料理です。
昔から伝わる郷土料理に、家庭料理を扱う店の女将であった林田啓子が工夫をして、「やせうまだんご汁」と名付けました。大阪ミナミ千日前にて店を出店し、
平成元年より「とんぼり名物」とし、手作りの味を守っております。
と書いてる。女将が勝手に名付けたのなら、まいっかとも思ったが(多分インパクトのある名前にしたかったのだろうと察しは付く、料理も汁と書いているが鍋のようだし)
クレームを入れるつもりはサラサラないが、一応正しておこう。
「やせうま」と「だんご汁」は別の食べ物だということ。
まず「やせうま」
やせうまとは
「やせうま」という不思議な名前の食べ物は、大分県で食べられている郷土料理です。「うま」と聞くと「馬」を思い浮べてしまいますが、馬肉料理ではありません。水で練った小麦粉を平たく長くのばして茹で上げ、きな粉と砂糖で食べる「おやつ」なんです。
地元では手作りのほか、やせうま用の乾麺も市販されていて、別府市では飲食店のメニューにもあるのだとか。学校で給食のメニューとして登場するなど、ソウルフードとして根づいています。
名前の由来
「やせうま」というユニークな名前の由来は、平安時代にさかのぼります。貴族の若君が乳母の作るおやつをとても気に入ったことから、乳母の名前「八瀬(やせ)」と「乳母(うま)」にちなんで「やせうま」と名づけれたそうです。ほかにも諸説ありますが、なんともインパクトのあるネーミングですよね。
そしてこれが「やせうま」
次に「だんご汁」
だんご汁は大分県の各地で食べられる郷土料理で、地元の人にとっては「おふくろの味」な家庭料理として知られます。お隣の熊本や福岡、佐賀には「だご汁」と呼ばれるものがあって、大分のだんご汁が派生して作られた料理といわれています。
昔はキノコや根菜だけの味噌汁にだんごを入れたものが一般的でしたが、時代が変わり豚肉を加えるようになったそうです。
大分のだんご汁のだんごは、小麦粉を練って作った生地を、手で引っぱって平麺状にのばすのが特徴です。
これがだんご汁
「だんご汁」は豚汁に近くおかず的な汁に対し、「やせうま」は甘いおやつ的な食べ物です。
ただ、中のだんご、小麦粉を練って作った生地を、手で引っぱって平麺状にしたものはどちらも同じものです。
なので、大阪で「九州八豊やせうまだんご汁」を食べていた方が、大分で「やせうまだんご汁」ください!というと、「やせうま」と「だんご汁」の2品が出てくる可能性があるのでご注意を。
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