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『ヘッドオン』とその仲間たち(?)

 2017年のツイートの転載です。

 けっこう前の話だけど、ふと思い出したので。ベーマガメンバーで埼玉にあるBEEPさんの倉庫にお邪魔したときに、いろんなレトロアーケードゲームをプレイさせていただいたのだけど、中でも久々に遊んで一番おもしろかったのが『ヘッドオンII』。これは自分でも意外だった。

 『ヘッドオン』は1979年にセガから発売された、前進+スピード調整+レーン変更しかできないドットイートゲーム。動きの自由度が低くて『パックマン』のような方向転換ができない。

 『~II』はその続編でマップの形状が変更されてUターンできるようになっている。これによって“敵車との並走”の概念が加わっていて(一作目は逆走のみだった)、そこが今遊ぶとちょうどいい具合に複雑で楽しい。このゲームって何ステージまで難易度が上がるんだろう。敵車の数はたぶん最大で4までだと思うのだけど。

 そのとき同じくプレイした山下章さんもおもしろいって仰っていて、そうですよねって話になった。現代の感覚で遊ぶと融通が利かなくて辛いって人の方が多そうだけど、ゲームシステムへのフォロワーがすごく少ない作品なので、比較でいうと遊びとしては古びていないのかもしれない。

 『ヘッドオン』の特徴を「前進しかできないドットイートゲーム」と考えると、直後に出たフォロワーだと『ローリングクラッシュ』や『サファリラリー』辺りが思い浮かぶんだけど(『キャプテンスタントマン』もそうだっけ? もうどんな操作か忘れた)、もっと後年だと『カウンターラン』や『ファストレーン』ぐらいか(後者はツイッターで指摘されて追記。僕は未プレイのゲームですが)。

 『ヘッドオンII』のさらに続編?の『カーハント』になると敵の種類が増えてマップもかなり入り組んでいて、それとバランスを取る形で自車がバックできるようになったんだけど、それでもうまくバランスが取れてなかったんじゃないかな。あまり受けなかったんだよね。何物にも似てない感じが好きだったんだけど。

 余談だけど、どうもあのころの「バック(=その際速度が落ちる)の概念があるゲーム」って苦手で、『カーハント』『ターグ』『レッドタンク』『アイレムコマンダー』あたりはうまく遊べた記憶がない(全部バックするルールで合ってるよね?)。その中では『カーハント』はけっこう遊んだ方だけど、やっぱり難しかった。 了

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