見出し画像

ディレクションした『シナプティック・ドライブ』がリリースされます

 ぼくがディレクションを担当したゲーム『シナプティック・ドライブ』が5月28日にリリースされます。インディから始まったプロジェクトの成り立ちも含めて、少し紹介させてください。

 任天堂さんのIndie Worldでの紹介動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=BZp6ANDjrJA

 プラットフォームはNintendo SwitchとSteam、価格はダウンロード版が2,980円(税別)、Nintendo Switch版だけはパッケージ版もあり、そちらは3,980円(税別)となっています。

 どんなゲームか簡単にお話ししますと、非常にスピーディな対戦型のシューティングアクションゲームです。

 最大の特徴は、100を超えるボディ&装備から自由に選んでカスタマイズして戦える点です。

画像1

 プレイヤーがレベルアップしてパラメータがアップするとか、武器を強化するような要素はありません。eスポーツ系をイメージしてつくった、自分自身の腕を上げるしかないガチ系のゲームです。100を超えるボディ&装備は原則としてどれも等価で、組み合わせ次第では必ず使い道があります。

 バトルのカメラワークは、俯瞰視点で互いの動向が常に見えた状態になっています。これもとても大きな特徴です。将棋や囲碁のような「完全情報ゲーム」に近い遊びです

画像2

 1v1と2v2(チーム戦)があり、オンラインでもオフラインでも対戦可です。シングルモードではコンピュータと戦えるモードが100戦以上用意されており、チュートリアルやトレーニングモードも充実させています。

 プロジェクトの成り立ちは2017年、インディ開発によるスタートでした。自分自身でも一定額出資をした上で、知り合いの会社にも全面的にご協力いただき、いろんなスタジオや個人クリエイターの複合体で、ほぼリモートの形で開発を進め、2018年にはTGSにも出展しました。

 その後、手を挙げてくださるパブリッシャーさんが見つかり、何とかここまでやってこれました。

 ほとんどの重要な部分について、ぼくの意志を通させていただき、パブリッシャーのユーノゲームズさんにも、開発スタッフの皆さんにも、感謝しかありません。

 ゲームバランスにはとくに気を使って、専任のスタッフを揃えて数か月間調整を続け、対戦ツールとして長く楽しんでいただけるようにつくりました。

 ご興味のある方は、是非、手に取っていただければと思います。たぶん、似たゲームはほとんどないので、アクション系のゲームが好きな方ほど新鮮に感じていただけるんじゃないかなと期待しています。

 最後に、改めてぼく自身の経歴を少しお話すると、1990年から1996年にかけて、ナムコ(現・バンダイナムコ)でディレクターとして『コズモギャング・ザ・ビデオ』『コズモギャング・ザ・パズル』『ゼビウスアレンジメント』などのアーケードゲームを手がけたのちに独立、1999年から2006年にかけて任天堂さんから5本発売された『カスタムロボ』シリーズのディレクションを担当しました。現在は、フリーランスのディレクターとして活動しています。

 たまにですが、お手伝いでライターっぽい仕事をしたりもします(学生時代に、マイコンBASICマガジンという雑誌で、ライターのアルバイトを少ししていました)。

 『シナプティック・ドライブ』、どうぞよろしくお願いいたします。

■詳しい紹介はこちらをご覧ください。
公式サイト
https://yunuo-games.jp/synaptic-drive/
公式ツイッター
https://twitter.com/SYNAPTIC_DRIVE
ぼく自身によるゲーム紹介スレッド
https://twitter.com/KenjohKohji/status/1249479682124218370


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?