ライカというカメラ

2019年。魔が差してライカを購入した。LeicaMonochrome(typ246)モノクロームしか撮れないカメラだ。またデジタルライカであるけれど、定価ではとても買えないから海外通販を利用しての購入。定価40%OFFの新品を購入した。カメラはデジタルとして4台目だった。

なぜ買ったのか。ライカを。

それはライカだということ。そのブランドと、その製品のカタチ、機能のシンプルさに惹かれたからに他ならない。デジタルであってもオートフォーカスなんてないし、まずもって被写体に寄れない。ピント合わせもレンジファインダーは、ミラーレスの拡大ピントと比較すれば合わせずらい。ないないづくしのこのカメラ。持つことの喜びだけがそこにある。一生使い続けるかと聞かれたら、デジタルだから自信がない。それでも欲しかったのだ。街中を歩くときは、ズミルックス35mmF1.4_2ndをほぼつけっぱで撮っている。このレンズがすごくて…(というのは別の記事にしましょうね。)
妙に重たくて、初めてシャッターボタンを押したときの感触。ゴリュッ。なんかこれだけでも買ってよかったと思いましたよ。

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フィルムライカではなくデジタルライカを。

私の中では、35mmフィルムカメラというのはどれも一緒。シャッター速度の違いやレンズの違いはあるけれど、フィルムに光をあてて目の前の像を写す。あとはその道具の使いやすさであったりレンズ次第。まぁ買ってもM6かM7。その世界に、どこまでお金をだせるかっていう自分の価値観。そこは無理でした。ならばデジタルでとなりました。フィルムはMINOX35GTと中判3機(PENTAX67・HASSELBLAD66・CONTAX645)で楽しむことにした。

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あえてモノクローム

カメラを選ぶ要素として、その大きさが大部分を占める。デジタル一眼レフのあのずんぐりむっくりなカタチがどうも好きになれない。小さいことは正義だ。そんな中で、カラーはもうα7RⅡでもう十分でした。今はⅣまで出てるけど、欲しいと思わない。その性能を使って普段撮るモノって名作?それどうすんの?てな感じで。初めてのモノクローム位の世界は新鮮でした。撮るものが変わってくるというと大げさかもしれないけど、そんな気持ちにさせてくれます。α7RⅡで撮ったモノをモノクロに変換すればいいじゃないか。いいのかもしれない。でもキッカケが必要だったのかな。

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これらの3枚の写真。どの写真がライカでとったかどれが最初からモノクロームだったか、どれがフィルムでどれがデジタルなんて、知ったところでそんな見方ってどうでもいいことだよね。そんなものだと思います。カメラなんて。でも撮り手には、それを持って出かけるという楽しさであったり、いろんな要素が絡むから。面白いよね。

ライカ。持つ喜びだけがそこにある。


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