タルタル号2

軽トラキャンパー 動くタイニーハウスTarutarugo

沖縄のアーリーさんが安曇野パーマカルチャー塾に訪ねて来てくれたのがかれこれ三十年前 パーマカルチャーとは持続可能な農的暮らしのデザイン 日本の里山の暮らしなのかもしれません。 持続可能 多様性 調和を原則に 自然への配慮 人の配慮 余剰物の公平な分配を基本にしています。1970年代オーストラリアから始まった考えで ルーツはアジアの持続可能な農業体型にあります。アメリカの土壌学者のキングがまとめた本が農文協からアジア4000年の歴史パーマネントアグリカルチャー  東アジア四千年の永続農業<中国・朝鮮・日本>(上・下)(図説中国文化百華11・12)F・H・キング著、杉本俊朗訳、農山漁村文化協会として出版されれいます。(2009年1月)ISBN978-4-540-03094-9/ISBN978-4-540-03100-7.

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1900年代アメリカの農業は大規模化され化学肥料農薬で土地が疲弊して耕すことで土砂流失が起こり途方に暮れていました。キング博士は循環型農業を求めて旅をします。そして出会ったのがアジアだったのです。
アジア日本には世界が注目する循環型の暮らしがあったのです。

震災をきっかけに沖縄のアーリーさんは非常持ち場し袋 マイマイ号 軽トラの荷台に家を作ったものでボランティアに来ていた帰りに再訪してくれました。

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      (沖縄のアーリーさん)
シャンティクティはパーマカルチャーの考えに基づき農的な暮らしをベースにいろんなものが融合したスペースとして パーマカルチャー シュタイナーの幼稚園 エコな建築 アースバックハウス ストロベールハウス オフグリッドのタイニーハウス ガーデンの空石積み アースオーブン レシプロカル(相持ちあい)の屋根 草屋根やロックスパーラルガーデン たねバンク 食べられるガーデンなどに進化しています。

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(たねバンクのキーホールガーデンからアースバックハウスのロックスパイラルガーデン(石の渦巻きの庭) 母屋を望む)

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    (2反歩の田んぼを不耕起冬期湛水でやっています。

多様な講座や勉強会ワークショップなどが開かれてエココミュニティーとして注目されています。
アーリーさんの軽トラキャンパーマイマイ号は不動産で無く 可動産で自立した暮らしがありました。本人は非常持ち場し袋 マイマイ号と名付けてその後3回も沖縄から訪ねてくれました。安曇野パーマカルチャーではアーリーさんの指導も受けて建築実習に軽トラキャンパーを作ることにしました。それが2016年です。

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(2015年安曇野パーマカルチャーフェスの軽トラキャンパー 多方面から注目を浴びました)

家づくりは一生の仕事かもしれません。
でもスモールハウス タイニーハウスであれば低予算で作れます。
軽トラキャンパーで動くモバイルハウスになり移動手段も手に入ります。
そしてピックアップシェルにすることで普段はおろしてタイニーハウスとして使い 軽トラックとしても使えます。
自分の思い描いたシェル タイニーハウスを実現しました。

タルタル号2

これが私の作ったTarutaru号 我唯足るを知るからきています。

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普段は軽トラから下ろしてタイニーハウス小さな家として使います。

内部はキッチンスペース ベッドスペース 収納 200ワットの太陽光パネルでオフグリッドも実現しています。畑の横においても 飲み会でホテルがわりに使っても便利です。もちろん普段は農作業に活躍する農家のベンツです(笑)

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軽トラの荷台ですから狭いですが荷台から車長1/10まで30センチほど伸ばしてよく 高さは地面から2.5メーター 運転席部分の上も使えるので思った以上に狭さを感じさせません。1畳に宿る最上の幸せです

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普段はシェルを下ろして軽トラックとして使います。キャンピングカーであり 軽トラックであり 多様に使えることが何よりです。狭いので暖房も食事を作ればハワイがやって来ます。農家には特にオススメです。
2015年から始まった軽トラキャンパーあちこちで注目され雑誌やテレビなどでも紹介されています。2016の安曇野パーマカルチャーフェスでは7台
2017年には軽トラキャンパーフェスが開かれ22台 2018年には33台2019年には77台が集まりました。

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     (2018年の軽トラキャンパーフェスの空撮です。)

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 ユニークな軽トラキャンパーも集まりました。
軽トラキャンパーネットワークには1900人の登録がありますhttps://www.facebook.com/groups/Lighttruckcamper/members/

私のTarutarugoのページ
https://www.facebook.com/Tarutarugo/

全国にユニークな軽トラキャンパーが500台くらいがあるのではないでしょうか
可動産である事 自作できる事 インパクトドライバーと丸ノコさえあれば誰でも製作可能です。廃材で25000円で作った人もおり ピザ窯を積んでいたり 茶室だったり夢が形にできることは可能性が広がります。また災害時には自立した家として利用可能ですし停電してもバッテリーを積んでいるので携帯の充電などでも安心です。ふらっと旅に出るにも最高です。
農家には必ず軽トラックがあるので農閑期に作ってみるといいですね。

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臼井健二さんのプロフィール

1949年生まれ。大学卒業後、商社に1年勤めて退社。穂高町経営の山小屋の管理人として5年間過ごす。1977年に大天井岳の山小屋の管理人をやめ、1979年シャロムヒュッテを立ち上げる。長野県内有数の稼働率を誇る人気の宿となり、自然農、シュタイナ-教育、マクロビオティック、地域通貨、共同体、パーマカルチャーなど、21世紀の循環型社会に必要なキーワードを包み込んだエココミュニティとして注目を浴びている。2006年には、シャンティクティもオープンし、ドネイションの宿として営業中

シャンティクティ
399-8602長野県北安曇郡池田町会染552-1
http://www.ultraman.gr.jp/shantikuthi/
TEL&FAX 0261-62-0638  shalom@ultraman.gr.jp

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