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わかりやすい文章

皆さん、こんばんは。Kenji Onoです。

今回は「わかりやすい文章」についてダラダラと書いてみたい。このテーマについて書こうと思ったのは、メールやTeams等でのやりとりにおいて、論点がズレる方と遭遇する機会が増えたためだ。
当初は論点が何かを理解できていないことから起きている事象と考えていたが、打合せの場で確認すると一定の理解はできているのだ。つまり考えていることを文字に起こすと論点がズレるということだ。筆者自身、文才があるわけではないが、多少なりともヒントになればと思う。

さて、わかりやすい文章を作成するポイントを3つに絞りたい。

  1. シンプルで明確な言葉を使う
    (読み手のレベルにもよるが)複雑な言葉や専門用語はなるべく避け、平易な言葉を選ぶと良い。また、一文が長くなりすぎないように気をつけ、短く区切ることで読みやすさを保つことも重要。
    ちなみに筆者が新入社員時代、先輩方に指導を受けて修正を心がけたのはまさにこれだ。学生時代に研究論文の執筆をしていたが、(全員が全員そうではないと考えるが)研究論文の傾向として一文に色々な要素を盛り込むことが多く、そのような文体に慣れていないと理解しにくい文章であった。その時のクセをそのまま一般社会に持ち込むと悪文と評されかねない。今でも指導をして頂いた先輩方には感謝しかない。

  2. 論理的な構成を持つ
    文章の構成を論理的に整理し、読み手が順序立てて理解できるようにする。序論・本論・結論のように段階的に話を進めると、情報が頭に入りやすくなる。他方でPREP法に沿って伝えることも効果的だと考える。
    PREP法について補足すると、最初に要点(結論・主張)を伝え、要点にいたった理由を説明し、理由に説得力を持たせる事例やデータを提示し、最後にもう一度要点を述べる構成だ。つまり、Point ⇒ Reason ⇒ Example ⇒ Pointの頭文字である。

  3. 具体例を挙げる
    抽象的な概念だけでなく、具体的な例や事例を示すことで、読み手がイメージしやすくなる。実際の経験や事例を交えることで、読者の理解を深め、納得感を高めることが可能となる。

これらのポイントを意識して文章を書くことで、読み手にとってわかりやすく、伝わりやすい内容になるはずだ。
ここまで書きながら自己啓発本に出てきそうな内容だなと思いつつ、先人の知見の有用性をあらためて感じる次第だ。

さて、ここまで「わかりやすい文章」について書いてきたわけだが、実行できなければまったく意味がない。どのように定着させればよいのかについて筆者の経験を踏まえて書きたい。

  1. 他者に指導してもらう
    先述したように他者(私の場合は先輩)に指導してもらう。具体的にどの部分がわかりにくいのか、どのように修正すれば理解できる文章となるのか指導して頂くことで定着に繋がると考える。ただし、指導できるレベルの方がいない場合は難しい方法となる。

  2. 自分の文章を音読する
    こちらは他者の指導に比較すると効果は低いが、それでもやらないよりはマシといった方法だ。それは、自分で書いた文章を音読すること。自分の発する声ではあるが、音として文章を捉えることでわかりにくい文章の場合は違和感を覚える。違和感を覚える箇所を違和感が無くなるまで修正をかけることで多少はわかりやすくなる。また、自分ひとりでできるためおススメする。ただし、違和感を覚えるレベルにすら到達できていない場合は必死に指導者を探すこと。

  3. 他人を真似る
    ベタではあるが、自分がわかりやすいと思えた他者の文章を真似る。その際にはなぜわかりやすいのか?を意識しながら文章を分析すると良い。雑談ができる関係であれば、「〇〇さんの文章ってわかりやすいですよね。何を意識して書かれているんですか?」と聞いてみることも一手だろう。

ダラダラと書いてきたが、本稿ではこのあたりに止めたい。

以上、駄文・悪文を許されたし。

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