健やかさの三要素とは。

健康について考えることがある。


ちょっとネットを調べてみると、何を食べると体にいいとか、規則正しく決められた時間に寝るのがいいとか、いろんな情報がある。書店にいけば「最高の/究極の〜法」の言葉で宣伝する健康法の本をよく見かける。

人それぞれ体質や環境があるだろうし、正解はないと僕は思っている。

ただ、健康よりもう少し広い意味での健やかさ(自分なりに広いと定義しているものだけど)は、「よく食べ、よく寝て、よく動く。」の三つにまとまるんじゃないだろうか。何度か頭のなかをめぐってそうなのだろうと考えた。

大事なのはこの”よく”の部分で、どう食べどう寝て、どう動くのがいいのかを自分なりに考える必要があるということ。健やかさは心の部分も含めた健康であり、より心にかたよった部分のことを考えてもらえばいい。

自分なりの意見を少し書いてみよう。

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「よく食べる」はどこで・誰と・何を・どんなふうに食べるかを考える。

体の健康については「何を」の部分に目がいきがちだ。なるべくいい食材でいい調味料で、と考えるのはいいことではあるけれど、調べすぎていちいち気にしていては、むしろ体にストレスを与えてしまう。

どんなふうに食べるかについては、スープ作家の有賀さんがステキなことを書いていた。

コンビニのご飯でも家のご飯でも、味の旨味はちがっていてスイッチを切り替えるようにしておくと、なんでもありがたく美味しく食べられるよねと言う。おいしく食べようとする気持ちがなければ心が貧しくなってしまう。貧しい心は健康といえるのだろうか。

次の「よく寝る」はいつ・どれだけ・何で寝るのかを考える。どれだけの時間がいいかは人によって様々で、だいたい7時間前後だと言われているけれど、ある程度期間をとって調べてみないとわからない。観察している限りでは、長さと深さのバランスが大事で、短くても深い人は休まるだろうし、長くても浅い人はなかなか疲れがとれないと思う。

何で寝るか(寝具)は自分の寝心地にかかわる問題で、値段うんぬん以上に自分の気持ちいいと思える材質のものを選ぶのがいい。最近ふとんカバーとシーツを夏仕様に変えて、けっこう変化があった。

三つ目の「よく動く」はどれくらいの頻度と時間が必要かを考える。最近は筋トレが流行っているみたいだけど、筋力をつけることは長い目で見ても大事なんだろう。

便利な時代で軽量でコンパクトにもなったから、力をつけないと自分の衰えを必要以上に感じてしまうのかもしれないし、汗を流すことはストレス発散にもなるからいいことが多いと思ってやる人が増えたのか。

ここ一ヶ月ほど、短時間で追いこむ筋トレを始めたんだけど、これがけっこう気持ちいい。その実感が出てきたから、このnoteを書いているとも言える。

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三つの要素に共通しているのは、「自分の気分を健やかにするために」という姿勢だ。

それを土台として考えていないと、たとえどんな健康法を実践しても、ストレスがかかるから巡りめぐって体にもよくないのではないだろうか。


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