認知バイアスに影響されない意思決定方法
人間には遺伝子レベルで存在するバグが存在する。
それが認知バイアスである。
認知バイアスは、合理的に考えるものと、直感的に考えるものでの不整合が起きてしまうことである。
例えば、自分が一度下した決定や直感的に良いと思ったものを信じ込み肯定しつづけてしまう。そのためその後意思決定をしようとしていっても、より自分の信じるものが良いと裏付けるような証拠ばかり集めてしまうということが起こる。
他にも、白人はこういう特徴がある、黒人はこういう特徴がある。A型の人とB型の人はみたいな、統計的にはなんの根拠もないことでも、自分の回りの情報から短絡的に判断してしまうのも認知バイアスの仕業である。
この認知バイアスに打ち勝ち、合理的に意思決定をすることが、ビジネスでも人生においても重要になる。
適職の科学という本ではこのような「認知バイアス」と戦うための意思決定方法が書いてある。以下がその概要である。
1. 選択肢をとにかく広げる
2. 複数の評価軸を用意し、それぞれの重要度を重み付けを決める(1〜5など)
3. 2の評価軸を元に1の選択肢に対して点数付けをする
4. 2の重み付けと3の点数で合計点を算出する
5. 合計点が大きい順に優先度が高くなる
6. 「もし親友が相談してきたらなんてアドバイスをするか」「この選択肢を選んだときに最悪のミスをしたとしたらそれは何で、原因は何かを考える(ポストモーテム)」を考える
具体的には適切な職業探しの例だと以下のようになる
1. 選択肢:起業、戦略コンサル、自衛隊、NPO、教育スタートアップ、、、など
2. 評価軸:ワークライフバランス5、貢献できるか4、、、
3. 点数付け:起業はワークライフバランスは1だけどNPOは3で、、、
4. 合計点:起業93点、戦略コンサル65点、、、
5. 優先度:起業、NPO、教育スタートアップ
6. 否定する:起業は成長するかもだけど、お金を安定的に稼ぎ続けるのは難しよね とか
これをやると何が良いか
・選択肢が増えることで、より良い選択をすることができる
・人間は一つの要素で考えるのは得意だが、複数の要素で考えるのは苦手。例えば好きという要素が非常に重要だとしても、実は長時間労働や同僚も大事という場合、それらを軽視しすぎたりする
・自分の意思決定を否定したりすることで、選択する際に気をつけるべき点がわかる
などです。
僕はこれをつかって実際に2〜3年後何するか。と次にやるビジネスのリストの優先度などを決めてみました。
非常に良いやり方なのでぜひお試しを!
以下記事の転載です
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