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スタートアップでスケールしないことをするのはなぜ大切か?

Substackの転載です

世界で最も有名な初期フェーズのスタートアップ向けのベンチャーキャピタリストである、Y combinatorの格言の一つでDo things that don’t scale(スケールしないことをしろ)

という言葉がある。

この言葉の意味が最近まであんまりよくわかっていなかったし、なんでそんなことするの?って思ってた。

でもおそらく本質は「無駄な手戻りや開発にかける時間を最小化すること」なのかなと思った。

どんなにすごいチームであっても要件を決め、デザインし、プログラミングをしていくと時間がかかるものだが、人間がその代わりをすればほぼ無限大に柔軟に仕様を変更していける。

その中で学習し、本当に良いと思うものだけ実装するというのがスケールしないことをするなのかなと思った。

つまりリーンの考え方と同じでいかに効率よく学習サイクルを回すかというのを別の表現に変えているだけにすぎない。

最近友人と新しいサービスを作っている中でレコメンドエンジンを実装するかの議論が出た。でもリコメンドエンジンを作るにあたり、どの変数を使うか、どう重み付けするか、教師データはどうするか?みたいなのを決めていく必要がある。

でもその前にまず自分たちがリコメンドエンジンとなってどの変数が効くかを見極めることの方が重要かなと思う。

こんな感じの時にDo things that don’t scaleを使うのだなと思った。

P.S. テニス大会の試合の合間にこの記事は書きました

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