精神病院入院ことはじめ
その日、私はとあるIT企業でAIプロジェクトに参画していました。
実に、約2年ぶりに起きたのです。
統合失調症の陽性症状の一つである「幻聴」が。
頭の中の声は言いました。
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ自分を殺せ殺せ殺せ」
「キャハハハハハハハハははっはははははっハハッはハハハハハハっっはっははっはははああああああはあっハハッははっっっっっっっっっっっっっっはあっはハハハハハハああああハハははっっハハあっハあっハハッはははは」
私は恐ろしくなり、その声を止めるには自分が死ぬしかないと思い
会社を飛び出して、JR御茶ノ水駅近くの高架下へと飛び降りようとしました。
たまたまそばを通りかかった警察官に止められ、一命を取り止めました。
そのまま近所の交番→警察署に保護され、家族(嫁)に迎えにきてもらうことになりました。
警官に当時のかかりつけの精神科クリニックにも電話をかけてもらい、すぐ診てもらうようにしました。
そして嫁が来てから、精神科に向かいました。
主治医は、事情は既に警官から聞いていたらしく、私の現在の体調が悪いことを確認すると、こう言いました。
「入院しましょう」
こうして、閉鎖病棟への入院が始まったのでした。
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