28.南インドの旅:マドゥライ、静かな女神の永遠の瞳の前に立ち尽くす
マドゥライは古代ドラヴィタ文明の中心、紀元前後から続く歴史ある都市だ。そのマドゥライの中心はミナクシ女神を祀るミナクシ・アンマン寺院だ。聳え立つ4つの巨大なゴープラムに圧倒される。ゴープラムは無数の色とりどりの神々に守られ、絶え間なく力を降り注いでいる。
残念ながらか、幸いなことにか、境内の中には携帯、カメラは持ち込めない。想像力を羽ばたかせて欲しい。境内は屋根に覆われた密閉空間だ。四方から神々、怪物、そして物語が押し寄せる。ヒンズー教の寺院の参拝の仕方は、以下のnote を参考にして欲しい。
https://note.com/kenjinakadake/n/nf7df10de6139
ミナクシ女神は魚の目を持つと言われる。魚は目を閉じない。いつも、不断に民を見守り、導くと言われるミナクシ女神の前に立つと、その覆いつくす優しさの前に立ち尽くしてしまう。
町中には祈りが溢れている。生活も満ち溢れている。混乱に溢れた町を歩いていると、神々も人々に紛れて生き、歩いていることに気付かされる。
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このガイドブックには、このnoteに書いたことを安全に体験できる方法を、実際に行った体験を元に書いています。ぜひ見て下さい。
また、よみうり川口で、2022年4月17日日曜日に第3回カルナタカ州編、5月15日にケララ編、6月12日にタミルナドゥ州編の講座を行います。
よみうり恵比寿で、2022年5月29日、第3回、カーストと神々の講座を行います。ぜひご参加下さい
https://www.ync.ne.jp/kawaguchi/kouza/202204-01372204.htm
https://www.ync.ne.jp/ebisu/kouza/202204-18017342.htm
インドグッズを持ってきて紹介し、自分の目で見て撮ってきたいろいろな動画も紹介し、生の南インドを体験できるような、楽しい講座にする予定です。みなさんと直接お会いし、お話できることを楽しみにしています。
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