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15.南インドマイソール:インド最高の手編みのマイソールシルクに酔いしれる

 マイソールのあるカルナタカ州は、インド全体のシルク生産の45%を産出している。マイソールシルクは、インド最高品質シルクの名を欲しいままにしている。また、マイソール独自の気品のあるデザイン、手編みの技術も他の地域を圧倒している。

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 これがマイソールシルクのストールだ。マイソールシルクの歴史は古く、18世紀、ティプ・スルタンはシルク産業の振興、改革に力を振るった。以来、マイソールに来たインド人達も、皆、美しいマイソールシルクを購入して帰る。

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 デバラジマーケットの向かに並ぶシルクショップで、品質とデザインのいいシルク製品を買うことができる。

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 ピュアシルクの手編みのストールは、大判が2698ルピー(約4200円)中判が1998ルピー(約3200円)だ。2階でストールを買った後は、1階でサリーを着てみよう。その人に合ったデザイン、色を選んで着せてくれる。典型的なマイソールデザインは、鮮やかでシンプルな色合いに、金色のデザインを縁取ったものだ。纏うと美しいシルエットがからだの線を引き立ててくれる。ピュアシルクのサリーは1498ルピー(約2400円)から買える。サリーの下にはTシャツを着ればいいが、揃いの生地でブラウスも作ってくれる。背中をどのくらい出すか、おへそをどれくらい出すか、採寸を楽しんで欲しい。

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 一度サリーを着てみると、サリーを着た自分の美しさ、気品に驚き、また道ゆく人々のサリー姿に興味が湧くはずだ。それまで見ていた風景が違って見えるようになる。ぜひ試してみて欲しい。

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 マイソール郊外のRamanagarという町には、世界最大級の繭の市場、コクーンマーケットがある。

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 そこには、マイソール周辺の繭農家が、続々と朝取れの繭を持ち込んでくる。

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 このエネルギーが、マイソールシルクの美しさの源泉なのだ。


南インドを楽しむガイドブックをKindleで出版しました。

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このガイドブックには、このnoteに書いたことを安全に体験できる方法を、実際に行った体験を元に書いています。ぜひ見て下さい。

また、よみうり川口で、2022年4月17日日曜日に第3回カルナタカ州編、5月15日にケララ編、6月12日にタミルナドゥ州編の講座を行います。

よみうり恵比寿で、2022年5月29日、第3回、カーストと神々の講座を行います。ぜひご参加下さい

https://www.ync.ne.jp/kawaguchi/kouza/202204-01372204.htm

https://www.ync.ne.jp/ebisu/kouza/202204-18017342.htm



インドグッズを持ってきて紹介し、自分の目で見て撮ってきたいろいろな動画も紹介し、生の南インドを体験できるような、楽しい講座にする予定です。みなさんと直接お会いし、お話できることを楽しみにしています。

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