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【詩】ジュースにも

白いページに置かれているオレンジの横に*「腹だたしさ」が置かれ、*ウェルテルが生きている。「キャラメルだったこともありそう。」と、輸入食料品店で売っていたりいなかったりする、「2ページ先は167ページ。」(ありがとう、助かったよ)、すでにその余白に置かれていた*「あなたはわたしのものである」、洗剤の香りだったこともあるオレンジ、そうあなたはオレンジ。オレンジの皮はオレンジではないが過去にはオレンジであった、オレンジの皮はオレンジの幽霊*(わたしはその本に嫉妬する)であり(実がないのですから)、ここまでオレンジを貯金すれば、スーパーにだっていけるし、あのウェルテルがオレンジを食べている本にぴったりな、オレンジのブックカバーはスーパーでは買えない、バラエティーが豊富すぎて選べないのはリアルオレンジ*(社交界)であり、*「善良」オレンジチョコレートならすぐにピックアップできる。ホップ、ステップ、間違えに至るのは*シャルロッテの行動で、*ウェルテルは書くことがためらわれる効果でもあり多肉植物でもあり、キャラメルでもあってラテでもあるから、ラテは崖(がけ)にギリギリ似ている。さらにキャラメルコーンにもも味があることから、「オレンジはももでもあるらしい。」とポストできるにしても、*「腹立たしさ」はパブリックでは隠しておこう、たとえ*「いさかい」がオレンジらしくとも。オレンジの実は皮に隠されている。だとして、オレンジの*「腹立たしさ」は(オレンジのオレンジのようなもの)って言い換え可能だろうか。スーパーオレンジは消臭・除菌泡タイプなのだ。
(いつもあとひとつだけ(も)に「も」を加える誘惑に耐えながら)

「*は「恋愛のディスクール・断章」 ロラン・バルト 三好郁朗訳 1980 みすず書房 P165−167より引用(記号を含む)」 よく見ればかぐわしい。(要検索)

(注)アスタリスクに指を差し入れて剥いてはいけません
エブリバディ イズ ア スター

#詩 #現代詩

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