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【詩】ワインを飲んだ次の日には

コルクでできたバインダーに
何枚かコピー用紙が挟まれいるのを
すっかり忘れてしまっていて
1枚めくってみたら鉛筆で
「パリの少年のように。」と書いてあった
 特徴を書いておくと
  ・ 一文字の大きさはマギーブイヨンの
     キューブ2個分よりは大きい
  ・ 何度も何度もリケンのわかめのような
     感じで鉛筆でなぞられている
  ・ の と ように で行分けされている
再現はされない(親切丁寧)

「さなぎは夢をみているのだろうか。」
「さなぎを蛹と書いたほうが
   リアリティーがあるんだろうか。」
「あるのだろうかをんだろうかに書き直したが
   親近感が増すのだろうか。」

ンデゲオチェロの名前はミシェル
つんのめりからリズムは始まるから
  「ハンカッチはいらないからね。」
  「ヘップバーンでは始まらないね。」
先頭をひた走る
  「ん。」(含有済み)
史上最高のボリューム感
  「ん」っ! つを加えたら
ここから先は断崖絶壁だから
  スパッと切り取られているのだから
  切断がベターかも(色とりどり)

地面にどちらかの足が
  つけられていなくてはいけない
    人生訓として

リケンのわかめスープの袋
  「ときめき海藻屋。」とあって
デキストリン
  国内製造で(拍手喝采)
モーツァルトのオペラが全力で始まり
  1.ポンっとキューブタイプなのだろう
  2.草原には火の手がしょっちゅう上がっ
      ている
  3.ここで飼い猫が自分に集中しろと鳴く

ブイヨン(油絵)は凝縮されていて
  体にピース(カルピスの周辺ではいつも)
  無料です、毎回無料です
最初の2ヶ月無料なんです。
  「口の中にわかめっぽい舌触りが残るの」
誰かからの参照かが思い出せない
  「白いおろおろとしたもの」

自己ベストは左で今季ベストは右
  (右上がりなプライベートから
   パブリックへの急な坂道。)
   (白)= 約7割スニーカー(野生)
      (先頭集団限定)
未来は左で過去が右
   (また来ない時間はやや
   液状化しているよう)
      (有料)(カルティベイト)
        意訳すれば国内生産です 
      (親切&丁寧)

いまだ鳴り響くオペラ
分岐するだろう
オペラグラスと「ケーキにもあるよオペラって。」
ボランティア活動なのだろう三叉路で
座敷席に常時滞在するには
なによりも体力がなくてはならない

「パリの少年のように。」チラ見する
  残り12周
未来では警告4になることは確定している
(マラカスがいっこ、マラカスが2こ、マラカスが、)
銀杏の季節まではまだ遠い
クラーベがまだ鳴っている(基調のリズム)
スリートゥーのリズム(ベジタブルスティック)
ツクツクツクツク

本日のタスク
 丸子さん(仮想)に連絡する(済)
 洗濯物を昼までにとりこむ (済)
 チーズをできるだけ薄くスライスする (迷)
 アーモンドを別の容器に移す (耳をすます)
 市役所に行く(人を見てぼんやりするのをやめる)

ここでも鳴っている(いない)
「自分で確かめてみればいいじゃん。」

見てぼんやりするのをやめる
 (まめるって一度試してみる)(済)
みた 昼へそして昼寝へ(希望)
テレビを見たら
◯   ◯◯
     ◯ ◯
      ◯
こんな感じだった(夏)

#詩 #現代詩

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