見出し画像

【詩】雨はあがり、背中には5キロのお米

2階のベランダにサギがいたんだけれどもオンラインに2匹もいて「お腹空いたんだよね。」の中にもいて騙されたり魚をつついたりヤマザキのパン祭りはもう終わっている季節、と聞こえてくるような全粒粉クッキー生地のチョコは「噂の娘 金井美恵子。」の中では食べられないが生地には満ちていてレースだ羊毛だと騒がしさを吹き飛ばすようなすごいスピード感で犬はスキを見ては歯をむき出して笑うけれどもあのサギだったりこのサギだったりは今は橋の下にいるベランダにはサギの形をしたビスケットを重ねてオンラインの上にポストするならばどうしても個人所有のポストが欲しくなる散歩の途中でいつも見かけてしまおうだって私はまだピンピンしていてウッシッシだなんてはしたないけれど、きっと「なんてはしたないけれど」は読みにくくて気になりすぎて橋の下を覗けばこのサギは私から逃げてゆく「逮捕されないように祈るよ。」風な番組のスキをみてサギ防止の広告が冷静なスープ「のように。」は邪魔なだけだからゴミ箱にペーストして捨てるのはオンラインならワンクリックだとしてもやっぱりタイポはもっとオシャレなほうが好ましい季節にはコートを脱ぐからあんな生地こんな生地も大丈夫な記憶の中のレースではどんな車や犬がいたっけって「そうそう、噂の娘だった。」っていうポスト読みながらもう私はクッキー生地のチョコが78円(税抜き)が買えるスーパーでカーを前に置いたり後ろに置いたりしながらそれは一種のレースだから私は私を変えるだろうだってレインコートを脱ぐのだからヤマザキのパンとマリービスケットと古代ローマの関係のなさは購買意欲をそそるのかなどいうわりには「人のことがスキだよね。」って振り向けば頬につきささる指がなぜかピースサイン「なんてはしたないけれど。」きっと人や2本の指にだってスキはあるから挟まれないようにそっと歩くもしくは義務感では押さないぐらい私は大人な穴であるか育ちきった木であるか歩きつづけるか。「アルルカン?」拾ってはいけません。

「キセツを穴があくほど見つめる」
みつまめもうたべれる(回文ではない)

#詩 #現代詩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?