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【詩】ありふれてからあふれた

カートヴォネガットだったし
大雨のおそれ、     「町外れの庭。」
血管を叩いて浮かす「それが進歩的かも。」
給食が配られながら、「ら?。」植樹される
「枯れ葉を踏んだら落ちたんだ。」
保守されるケータリングが 「ね?」
眩しく 轟くのか? 「もちっとしてた。」
鍵がガチャガチャする音、
        「テキサスチェンソー?」
淡々と植えられる腕が満開で 
「くるくると走り回る動物だよ。
   7×10メートルのフェンスって。」
「コンポストを見に行ってくるね、
          犬が掘ってたから。」
あの橋の彫られた名前を忘れた、すべった
金属の犬っぽかったが、影になるという
ビニールシートはとっくに
「人工衛星が地球を回る
         映像のインサート映像」
パンケーキ、顔をできるだけ近づける
血管よりも聴力に頼ったから
とってつけたような「ありふれた」
過去は振り向く間もなく、暗くも明るくも
まるでモートン・フェルドマンの曲、
              「無理だ!」
監禁しない、半音しかしないトンネル覗いて
壁にできるだけ掛ける、 
     「もう少しだけ本をめくるめく」
        「できるだけ大きな声で」
スという音(相対音感)、向こうに丸い光を
跳ねて跳ねられて「これでよかったよね。」
密集              しているから
     「日傘が有効だし、まだおそれだし。」
「びっくりした、いぬ!」堅いから大丈夫
反転すればジャム(どの)切り株をスライド
リンゴの欠けた部分を埋めてコテで
     真ん中だけ
ひっそりとさせる、まあるく囲われた欠如
「あんなドーナツもこんなドーナツも」
日々の生活の中で丁寧さをスライス
「な」を移動させる、遠くまで見通して
無理やり川の字で寝かされたから
*「何者かが時計をいたずらしているのだ、〜
  私の腕時計の秒針が一度カチッといい、
  一年がすぎる、
  するとまたカチッというのだ。」
 (カートの腕時計で)
 ミントミントミント
(架空のタイトル)しかない
*「時計の秒針が一度カチッといい、
  一年がすぎる、
  するとまたカチッというのだ。」
 (捕虜を運ぶ列車の中で)
 本当にできるのならば
*「「また時計をいたずらしているわ」
  とモンタナがいい」
(モンタナ・ワイルドハックの発言)
(*印 「スローターハウス5より抜粋」)
そう早川書房、その横にあるのが
まだだ 伊藤典夫(訳者)が
そしてあたりまえのようにレモンが
要求する 砂の ガジェット?

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