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【詩】どこで待ち合わせる?

マスタードと、別のマスタードが、月明かりの下だ、もちろん私は漢字だらけの店にいて、あなたは緑色のガラス瓶が乱立する店で、クラフトの割合が少ないだろう、「会計、別でお願いします。」、訂正よりも、観察よりも、粒粒(ツブツブ)はまさしく植物、逆さまから読むことは禁止したのに、白のクレヨンで落書きをする用意周到な子供、黒コーデが流行っているらしいというのに、ニトリの家具なら許されるのか、写真の中で、意図はありませんという顔をしている、黒い消しゴムは比喩なのか、すべて自社製品なんだ、なんだなんて言うひとは登場人物なのだろう、フィクションだろう、ならば声ではない、声? ドラム式洗濯機の終了時刻、洒落たカタカナの名前(空想は終わることのないジグソーパズル)、カタログの中に私はいない。(もしメニューならば?)、探す必要もない。

スパイスならば交換します
(ジュエリーはジュエルともいいますが)

「終わっている。」と、と? 並んでいるのは私で、私はいつも右側にいて(「と」の後ろなのだから)、「そうだったかもしれない。」ぐらいならば、チューブはひねるしかない、「ここからお切りください。」を、投げ捨てる、よくあることだ、急に飛び出てくる、どこの峰なのか皆目見当がつかない暖房器具(ダンボーキグ)、語感だけで、トランポリンに飛び乗るのは、「そこひとんちだよ。」、飛び越えている、支えてもらえるから、モッシュでもみくちゃになってもいい、レアなバンTはもみ洗いに慣れている、標識に引っ掛けても乾く、確率的には夜中、結構いい写真になるから、アップできる、不思議とアプリを見ている時は黙る、世界の沈黙に貢献する、言い換えれば、騒音しか聞こえない、ぐったりしているともいえる、「弱っているのかもしれないよ。」、どこのラジオ局からの大声だろうか、優しさの中に芯がある、そんなマドレーヌ最近お目にかかっていないと、あなたは言う、私は聞こうとしている、偶然の左隣、さっと右隣に、にじり寄ることはしない。『決してしない信号無視』、「本当に小学生? 字上手すぎない?」、チラ見もされない萎れている花のとなり、小学三年、プライバシーを尊重して匿名、楷書。ハネの勢い。私の沈黙は換金できない。

メイドインに続く空想を
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#詩 #現代詩

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