[詩]　レザーバングル

前から欲しかった
レザーバングルを
サイトで
眺めてて
コーヒー　
素敵だな　
頬杖だな
フミエルナカタだ
フミエルナカタだ
ループだ
自分の声
聞いてい
たワタシ
欲しいな
ぁと視線で愛でて
すぐに愛してたね
二度見名
前違った
フミエル　
ナカタさ
んの人生
がもうすでに始ま
っていたのよねぇ

プロフィール
新宿百人町4年、鶯谷14年の地下そば打ち修行を経て帰国した地下ベストセラーカウンセラーで占い師専門のフードデリバリスト。NYで出産の経験のある人を陰ながら応援。地下ベストセラーカウンセラーならではのオーガニックでユニークな現物赤いポスト批評、顧客ターゲットを明確化した視聴者目線に優しく寄り添ったデリバリスト特有の昼寝に役立つポジティブ管理などを１分３０語ペースでタイプします！フォローしてくれてありがとう、だって後ろを振り返ったらあなたがいたから吃驚した！！

１２年後の河川敷なだらかにね
下った土手暮れなずんで佇んだ
小学生に指を刺されていたんだ
闇を貫くなんてもう書けないわ

私はフルートを吹いていたんだ
忘れてしまいたい半音と７度の
サウンドスケープで繰り返した
ループはカタカナよねデジタル

ブルースを吹けって怒鳴りたい
と悲しそうに怒鳴る老人にはね
微笑みながら蕎麦すすりながら
繰り返すアナログだったワタシ

レザーバングルが風で揺れてた
夕日にきらめいた金色に輝いた
率直に言って私の眼球を潰した
残酷な時と空想の宙との邂逅ね

飛び出した鳩に誘われてしまう
身体から湧き上がる衝動と海原
遠い目をすぐ近くに戻してから
叫ぶヨーデル風の山彦ヤッホー

オレンジ、アップル、トマトーマトーマトマトマトーー