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【詩】よくかき混ぜたほうが美味しい

空のガラス製のタッパーにドリトス
(コーンチップス)だから
私は散歩した、
フォローしたけどとまどったし
あの川幅がどうなるのか寸前で
それは買い物を兼ねていたよう
炭酸部分を感じられなかったけど
斜め横にジャンプするように
アップルパイを半分に切った
夢の中で悪態をつかれ
「丁寧に移し替えたのね」
立ち上がった人が思ってたより
庭の草を刈ったと聞いてすぐ
炭酸水を飲んだ
「サルサ味を移し替えよう」
サポートする方針を明らかにするという
文字列と
アートbotが
背が高いことを知る
交差点でまた同じマンションの住人と
道交法違反という文字列の記憶
プライバシーポリシーという灰色の文字しか
テキストエディターの画面で
プライバシの部分だけ
隠されている( - は取り残されていた)
悲しむことにする
ツイッターから消えてしまった
半分を保存しておくことに集中し
タイピングと肩こりなのか
机の上になぜハサミがあるのか一瞬考え
フォローを外す
セキセイインコが飼いたいような
(サイズの適切な空想を間違えた)
鳥の声を聞こうとして耳鳴りのような
裏にビスケットが
ブロックしたことがない(嘘)
くっついているチョコレートを
かつらを見破ってしまった
クラウドが草原のように感じて親しみで
英文法の本をちらちら見る(罪悪感)
日光が切り取られていたような
ジャン=リュック・ゴダールの印刷が
縦になっていて読めない
もう何年もシェイクを飲んでいない
枕に顔をつっぷしていた
昔山を登っていた あの坂を
未来に海に行くことがあるのだろうか
積読の別形態に擬態した
インデントに魅了されているのなら
冷蔵庫を意味なく開けたし
噛み砕いたし
メモ 
 メールサーバーという言葉の
  別の使用方法を考える
(例)メールサーバーを折りたたむ
衝突ののち晴れ
スローターハウスファイブ
(伊藤典夫訳 早川書房)を引用する
「しまは、オレンジと黒色であった。」(89)
(縞模様のテント)
「オレンジと黒のしま模様の、」(86)
(機関車 爆撃されないように)
「壊滅は、それらと直角に交わる
 橙色の帯で表されている。」(14)
 ”The destruction of Dresden was  
   represented by a vertical band of
   orange crosshatching,"(5)
 (by Kurt Vonnegut
    Published by Dell Publishing)
空中に
で、空目で憤慨した
「( )はページ数だからね。」
さらに 正直に言えば○そして◎

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