知識やノウハウをシェアすればビジネスはさらに発展する

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知識やノウハウを共有しあい成長していく世界は今後主流になる

WordPress(ワードプレス)というホームページを自分達で更新できる仕組みがあります。世界中のホームページの3分の1はWordPressを利用しています。WordPressがなぜこれほどシェアを伸ばしたのか?には理由があります。

WordPress(ワードプレス)はオープンソースという仕組みを採用しています。オープンソースとはソフトウェアのソースコードを無償で公開し、誰でも自由に改良・再配布ができるようにしたソフトウェアのことです。
これによって誰もがWordPressを無料で利用する事ができ、ネット上で発信しやすくなっています。WordPressには多くの人が関わり貢献する事で実現しています。


その集大成のひとつでもあるのが世界各地で開催されるWordPressの公式イベント「WordCamp(ワードキャンプ)」です。
先日開催された WordCamp Tokyo では100名以上のイベントスタッフは全てボランティア、30名近い登壇者も全てボランティアです(通常数万〜数十万円のセミナーを行っている方もです)、イベントの参加者は1000人以上。たくさんのスポンサーにも協賛を得て実現しました。
自分達のノウハウを無償で公開し、コミュニティに貢献する事で多くの人が恩恵を受けてさらに発展する」をWordPressは実現してきました。
そのおかげで世界中のホームページ(ウェブサイト)の3分の1以上のシェアを獲得しています(※世界のトップ100万サイトの統計)。

従来の「囲い込み」という概念は営業戦略としては弱い

ビジネスの世界ではいかに顧客を囲い込むかに力を入れています。同業者はライバルであり、自分達のやり方を真似されれば顧客を奪っていくのではないかと考える方も多いでしょう。

自分達の成功モデルの内容やノウハウを公開するという発想はありえないと思います。しかし、ネットの世界ではオープンソースのような、ノウハウを無料で公開・共有しあう事で全体のレベルアップを図るという考え方があります。ノウハウを共有・公開した側は結果的に他が追随できないほど発展するというケースも多く見られるようになっています。
 
実際、僕自身もWordPressやその他のイベントに登壇したり、勉強会を主催したりしていますが、自分のノウハウを共有する以上の恩恵に預かっています。情報がそれ以上に入ってきたり、登壇をきっかけに別のお仕事の話に繋がったりしています。
8600人が参加するFacebookグループ「webクリエイターのための情報交換所」もそのような共有するという理念で立ち上げました。
 
確かに表面上のノウハウを真似されて一時的に利益が減少する部分もあるかもしれませんが、結果的にはマイナス面よりもプラス面の方が大きいのです。

YouTubeはノウハウが集まる場所

近年はネット以外の業種にもこの動きが出始めています。
ノウハウ共有が一番顕著に見えるのがYouTubeです。
見た事無い人にはピンと来ないかもしれませんが、YouTubeを検索すれば専門の事業者しか知らないようなノウハウや手法が沢山公開されています(自分の事業で検索してみていただければ実感できるかもしれません)。

よく誤解される方もいるのですが、ノウハウの共有は業界の第一人者だとか専門知識がトップレベルかどうかは関係ありません
業界内で突出したスキルや能力を持っていなくても、プロとして情報やノウハウを公開していればその他のジャンルの方からはその分野の専門家として認知され、何かあれば一番先に思い浮かぶポジションになれます。
今やれば高確率で自分の分野で良いポジションを築けます。
『GIVE & TAKE: 「与える人」こそ成功する時』という本を読んだ事があるならば、情報やノウハウの共有して結果成功するという流れは理解できると思います。

どんと構えてたほうが結果に繋がる

目先の売り上げのみに目を向けてしまうとなかなか理解できないのですが、少し先を見れば大きなメリットしかありません。一昔前の人付き合いと似ていると思いませんか?
僕自身が関わる事業者ホームページ(ウェブサイト)に関してはこの思想を少なからず取り入れています。奪うよりはまず与える事です。
 
このような考えを取り入れて実践していく事が今後大きなプラスに変わるという事は知っておいて損はないと思います。この流れは今後主流になります。皆がやり始めてから着手するのか今やるかでは結果に大きな差が生まれます。
そのような時流を見据えてホームページを設計・制作してくれる所をパートナーに選ぶのをお勧めします。
パートナーを選ぶ際には少なくともこの文章のような流れを言語化出来る人が最低条件だと僕は考えます。
 

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