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映画・小説「正欲」について

『正欲』 監督:岸善幸、原作:朝井リョウ

根幹はブレてはいないけど、
省略、時系列の入れ替え、
関係性の変更が結構あった。

原作で付箋を打った箇所が概ね映画でも
セリフになっていて、間違ってなかったのかなと感じた。

普通である事、社会的に輪の中にいること、
いられないこと。
生きづらさや人に言えない事を、
抱えて仕方なく生きている事。
最近よく言う「そっち側、こっち側」
その区別もまた勘違いで思い上がりなのかもしれない。

多分、共感出来ない人の方が多いんじゃないかな。
それと、八重子役の子の演技が本当に凄かった。

ラストシーン、吾郎ちゃんとガッキーの芝居、
表情、台詞、あの為の2時間だった気がする。
あえて対を描かなかったのは巧妙。

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