アイロンによるダメージ
今日はアイロンのダメージについて書いていきます。
先日のこと、あるお客様が生まれて初めてブリーチをしました。カラー履歴はあるもののナチュラルトーンでいるも染めていて、特にパーマなどの履歴などもなく普通にブリーチをしていきました。ブリーチを毛先から塗ったのですが、明らかに毛先5,6センチくらいがブリーチの反応が早く明るくなりました。毎日のアイロンのダメージが原因だったようです。
そんなアイロンのダメージ、実は毛先に蓄積しているかもしれません。
例えばよくアイロンを使用する方で
・ストレートパーマやブリーチをしていないけど思ったようにパーマがかからなかった。
・毛先がパサパサで枝毛もあり、何となく固い。
・カラーをすると毛先のほうが暗くなりやすい。
・毛先だけダメージが進んでしまう。
という方はアイロンによるダメージの蓄積があるかもしれません。アイロンのダメージは蓄積していくと、パーマのかからない原因やヘアカラーをした時のダメージや色のムラ、毛先のパサパサやごわごわの原因になるためです。できればこれ以上髪を悪くしたくないですよね。
ダメージをしないようにするコツ
1必ず乾いた状態でアイロンを使いましょう
白い蒸気がでたり「じゅっ」って音がしたらまだ水分が残っています。水分が残っていると低温でもダメージがしてしまいます。
2アウトバス系トリートメントは使ったほうがいいけど、必ず乾かす前につけてアイロン前にはつけないように
オイルでもクリームでもアイロン前に付けると髪が濡れてしまうので、ダメージの原因になります。
3アイロンの温度設定
コレ、結構重要です。髪質もあるのですがアイロンに慣れているか、慣れていないかです。髪の毛の束をアイロンで一回で決めれるのであれば180度がいいです。慣れていなくて何度もアイロンを通してしまうのであれば140度から150度あたりがいいです。
4同じ場所に熱を与え続けないこと
コレも重要。さっきのと被るのところもあるのですが、アイロンは髪の毛の上で決して止めないでください。できれば少しずつでも動かし続けることが重要です。
5アイロンは温度設定できるもの
温度設定ができて、温度がわかるものがいいと思います。あとは滑りがいいものがいいです。
アイロンの熱のダメージとは
アイロンのダメージは大きく2つ
1熱によるたんぱく変性
2摩擦と熱によるキューティクルの損傷
髪の毛は8割以上がタンパク質でできています。タンパク質に熱を加えると形状が変わってしまいます。これは卵に熱を加えるのと同じ原理です。固まってしまうのです。なので髪が固くなってしまったり、パーマ(形状を変える)がかかりづらくなってしまいます。
また、摩擦や熱でキューティクルが損傷するとパサつき、枝毛、の原因になります。
まとめ
・アイロンのダメージは2種類。熱と摩擦です。アイロンになれているなら180度でアイロンを一回で決める。なれていないのであれば、140度から150度でアイロンする。この時もあまり同じ場所をアイロンしすぎない。摩擦と熱をうけるため。
・必ずアイロン前は髪が乾いた状態にする。髪が濡れていると60度でタンパク変性する。
・アウトバス(オイル系)は髪を乾かす前につける。アイロン前にはつけない。
・いいアイロンを買う。滑りがいいため摩擦が減るし、アイロンしやすい。温度設定(高温から低温まで温度がわかるもの)できる。素材も違って悪いものはアイロン自体の熱でプレートが劣化する。
いいものあれば後で載せますね。
熱のダメージはパーマやカラーの仕上がりにも違いが出てきてしまうので注意していきたいですね。一度たんぱく変性した髪は元に戻ることはないので日々のヘアのお手入れが大事ですね。
また、自分自身ももっとお客様にアドバイスできるように勉強していきます。
最後までありがとうございました。
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