見出し画像

お仕事の内容①業務受託

今週からは自分がサラリーマンを卒業して、どういう仕事をして生業を立てているのかということを書いていきたいと思います。

今日は、副業として最初からやってて、今も弊社の収入の柱になっているプロジェクトマネジメント(コミュニティマネジメント)で、何をやってるのかと、そのお仕事をさせてもらうにあたって何を意識しているかを書きます。

プロジェクトマネジメントとは

プロジェクトマネジメント(以下、プロマネ)とは、文字通り、プロジェクト(期限がある仕事)をマネジメント(やりくりする)仕事です。

きっかけ

元々、大企業で開発を担当していたり、新規事業をやってたこともあり、チームで進めるプロジェクトをマネジメントすることが日常的な仕事だったため、プロマネそのものが外注的な仕事になるなんて想像できなかったんですが、

ある、大先輩経営者からの、
「え?まつけん、プロマネできるの?プロマネできるんだったらいくらでも仕事あるよ?うちでやってみる?」
という飲み会の一言から、私のプロマネ受託は始まりました。

その後、
・米国から輸入する商品の展開
・ローンチ直前で混乱する新規事業の立て直し
・社内文化の変革
・大企業の街づくり開発案件
・大企業の新規事業の立ち上げ
 その他

少しずつ、プロジェクトの規模が大きくなったり、関わる範囲が大きくなったりしながら、様々なプロジェクトでプロジェクトマネジメントをさせて頂き、失敗を繰り返しながらですが、最近やっと自分らしいプロジェクトマネジメントの方法が見えてきたような気がします。

以下を絵にしてとDall-e3にお願いしたらこんなふうに。
当たらずとも遠からず、、。すごいな。w

自分のプロマネの芸風

① 守るのはプロジェクトであり、個人じゃない(ましてや自分でもない)。

プロジェクトマネージャーの仕事は「プロジェクトを進めること」なので、そのために必要なことは何でもやります。

チームの中で働くにあたって、プロジェクトのゴールを追うよりも、一緒に働く人たちの顔色を優先したくなることがあるのですが、そこはグッと我慢して、言うべきことはちゃんと言うことが自分の役割だと自分は思っています。

また「これを言ったら嫌な顔をされる」とか「これはめんどくさいけど徒労に終わる可能性が高い」なんていう、自分の身を守る思考は、プロジェクトを進めるために1ミリも貢献しないので、そう言うのは無視して、全てをプロジェクトが進む方向に自分自身のベクトルを揃えていくのがまず最初にやることかなぁと思います。

② 全員が、主人公になるよう立ち回る。

プロジェクトを進めることが至上目的なのですが、そのプロジェクトを進めるのは誰かというと自分ではなくチームメンバーなので、
その人たちがいかに「自分の思ってるように、自分がやりたいように」働けるのかと言う仕事の流れを整頓することがプロマネにとって重要だと私は考えています。

やる事を決めて厳しめの締め切りを決めた方が動ける人、ふわっと目的だけを伝えて任せた方が動ける人、呼び水的に最初は一緒に動いてそのあとは任せた方がいい人、やれるんだけど持ち上げないと動けない人、絶対に中途半端な形で打ち返してくる人など、いろんな個性があるので、
その個性を早く理解して、その人らしいシュートができるパスを出してあげるのがプロマネの妙なんじゃないかなぁと思っています。

そのためには、プロジェクト全体を見渡して、仕事ごとのゴールのシナリオを作り、
誰にどう動いてもらって、どう言うパスが返ってくるだろうから、自分は先にここに走り込んでおく、あるいは、こういう資料を作って待つ、
なんていう、局面をメタ認知する力をどんどん高めていかないといけないと感じています。

なお、この能力においては、まだまだ、道なかばです。
#40点くらい

③ アジェンダは、ダメでも無いより100倍いい。

プロジェクトを進める会議に入る前に、項目だけでいいので絶対にアジェンダを用意するようにしています。
アジェンダとは「今日は何を話そうか」と言うテーマのことです。

プロマネはプロジェクト全体を見渡す仕事なので、ちゃんと考えたら筋違いのアジェンダを立てることはあまり無いのですが、
それでもオーナーはオーナーなりの考え方や環境があったり、また、チームメンバーとしても現場ごとに、今すぐに確認したいテーマなんかが出てきてたりして、参加者の立場から見るとおかしなアジェンダを設定して、会議に入ってしまうこともままあります。

が、そもそものアジェンダとその事前共有がないと、会議出席メンバーが「今何を話すべきか」と言う思考が進まないし、

アジェンダなしで会議を始めると、
「今日は、、何から話しましょうかね?誰か何かあります?(みんな沈黙して目を合わさない)」
みたいな会議になっちゃうし、

的外れだとしても、思考の触媒があるからこそ、その時に話すべきことを着想できたりするということで、とにかく、アジェンダはダメでもいいので必ず作る事を心がけています。
半分くらいはいいわけです。外した時の。
#マジで

④ 「問題はない」んじゃなくて、炙り出す。

大企業でプロマネをしている時は、いろいろな前提や条件の変更があっても
「問題ありません。チョロついていますが想定内です。」
みたいに、あたかもプロジェクトがもんだなく進んでいるかのように立ち回ってしまうことが多かったのですが、
最近、そのせいで問題を水面下で育ててしまい、結果として致命的なダメージをプロジェクトに与えてしまうリスクが高いと言うことに気づきました。

なので、プロマネとして、問題になり得るところや、問題になっているところをあぶり出して「問題を探して見つける人」を演じないといけないこともある、と自らに課しています。

会議の中で沈黙の時間が生まれる怖さもあるし、言わないでも(自分にとっては)いいことをあえてほじくり出すためらいはありますが、それでも、プロジェクトを進めるために必要であれば、心はビビってても、笑って・堂々と・嫌なことを言う人になることが重要なんじゃないかなーと思ってます。
#後でめっちゃ嫌味言われることあり
#そう言う時は失敗

⑤ 謝って、相手のミスも回収する。

プロマネの役割は物事を進めること。自分では進められないことを、みんなに進めてもらう人。全体を見渡しているけれど、個別の事象を動かす能力も知識もない。それでも嫌な事を言う人。見たくない問題を会議の俎上にあえて上げてくる人。

って、周りの人にとっては感情的に受け入れ難い役割だと思います。w
#自分もやだ

なので、自分が全体を見れてるからって、自分の方が知ってるとか勘違いしたら関係が破綻します。
事件は現場で起きているので、自分の事情よりも相手の事情、現場の事情の方が100倍大切です。多分。

なので、何かをお願いするときにはちゃんと礼を尽くすこと。相手に何らかの環境変化があって物事が進んでなかったら、それを想像できてなかった自分に非があるんじゃないかと考える方が健康です。これも多分。

ときには、明らかに相手のミスだったりもしますが、それは、自分が出したパスやフォローが至らなかったと反省し、次のパスはもっと取りやすく、返しやすいものに変えて出すように考えます。
ただ、何回やってもいいリターンが来ない人がごくたまにいるので、そう言う人にはボールを渡さないようにします。

とにかく、プロジェクトを進めたいのは自分。それに乗ってくれているのがメンバー。

プロマネにとっては、プロジェクトが進むのが全てであって、プロジェクトが上手に進めばメンバーのおかげ、プロジェクトがうまく進まないのはプロマネのせい、というのが前職の教えです。

その他、テクニックはいろいろあります。議事録の書き方とか、スケジュールの立て方とか、WBSの作り方とか、資料整理の方法とか。

そういうTIPSは学んで試せば改良されるので、やればいいだけで、それより大事なのは、自分がプロマネとして仕事にあたる時の心構え、なんじゃないかと思っている今日この頃です。

なお、コミュニティマネジメントは、プロジェクトのように終わる期限がないので、ギリギリやると互いに燃え尽きてしまうので、
使えるリソースの範囲で、全てのプロセスを2回りくらいふわっとさせて運営するのが、熱量としてはちょうどいいかなーと感じています。

好きな仕事なので、ちょっと長くなってしまいました。

こう言うプロマネにご関心をいただける方がいらっしゃれば、ぜひ、ご連絡ください。一緒におもしろおかしく仕事をしましょう。

では、次回も頑張るぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?