見出し画像

ゲームする人としない人がディスカッションしてみた(前編)

ゲーム好き同士で集まってワイワイ話すことはあっても、ゲームをしない人とゲーム好きな人がゲームについて話すことは、あまりないんじゃないかと思います。

ゲームする人はなんでするんだろう?しない人はなんでしないんだろう?
そこそこ歴史はあっても未だに理解しにくい(されにくい)ゲームというものについて、異なる立場の方々を集めてディスカッションしてみたら学びしかなかったので、まとめてみました。

参加者

B1さん:ゲームする度1
(まったくしない)

@ミケさん:ゲームする度2
(ゲームは好きだけど下手)

@Okudaさん:ゲームする度2
(年間で総プレイ時間1日程度)

M3さん:ゲームする度3
(子育てが落ち着いたのでボチボチ)

O3さん:ゲームする度3
(大人になってやや節制)

@YATさん:ゲームする度4
(ゲーム制作を学んだ経験もあり)

K4さん:ゲームする度4
(闘う系からほのぼの系まで)

@さくさん:ゲームする度5
(3歳からのヘビーゲーマー)

けんじ(司会進行):ゲームはもはや空気

まったくゲームしない人から、3歳からゲームしてるヘビーゲーマーまで、いい大人が夜中にオンラインで集まって、ゲームについて2時間超熱く語るという、完全に個人的な趣味イベントにお付き合いくださった皆さん、感謝です!

トークを全文書き起こすと膨大な量になってしまうので、印象に残った部分を抜粋しているのですが、本当は全編配信して聞いて欲しいくらい面白かったです(笑)

あなたが思うゲームとは?他の娯楽と何が違う?

画像1

B1さん
プレイヤーがゲームを進めないことには、物語の続きが見られないもの、という意見に行き着いて、なるほどな、と思いました。
自分の選択によって進み方が変わる物語性があるものなのかな。

他の娯楽(映画や読書)との違いとしては、結局ただのデータでは?と思ってしまう(笑)
サービスが終了した時点で無になってしまうという結末を考えると、手を出しづらい。オンラインでやるやつとか、アップデートが終わってしまうとできなくなってしまうような・・僕の中ではそういう認識です。

けんじ
今までまったくゲームをやらないままここまできました?最後に遊んだことのあるゲームはありますか?

B1さん
最後に遊んだのはNINTENDO64ですね。子供の頃、友達の家でプレイしたOO7(ダブルオーセブン)とかですかね。

おっさんゲーマー一同
おぉ〜

子供の頃以来ゲームをまったくしないB1さんの中では、「今のゲーム=いつかはサービスが終了してアクセスできなくなるもの」という認識なのが印象的でした。確かに、普段まったくゲームというものに触れないのであれば、今の世の中のスマホのゲームアプリをベースに考えてしまうのも分かる気がします。
あと、他の娯楽との違いという点では、ゲーム中の選択肢を例に出したインタラクティブ性を挙げておられて、厳密にはタイトルによるのかもしれませんが、ゲーマーから見ても納得のいく意見でした。

@ミケさん
私が思うゲームは、その世界観に入れるもの。キャラメイクなどで、実際の年齢や性別や体力に関係なく理想の自分を作れるもので、マイナスなイメージは一切無くて、憧れのような印象です。けど操作は苦手で、ゲームはしたいけど、どんくさくてできない感じです。

けんじ
好きか嫌いかでいうと好きだけど、操作が苦手だから距離をとる感じですか?それともやろうとはする?

@ミケさん
割とやろうとはします。大人になってからゲーム機を自分で買ったりとか。攻略本を読んで、その世界観を見るだけでも楽しいです。けど、操作ができない、プレイして挫折する、みたいな

@ミケさんは、ゲームは嫌いではなくむしろ好きでやりたいけど、操作が苦手だからあまりプレイができなかった、という立場が特徴的でした。そして、ゲームとは「世界観に入れるもの、理想の自分を作れるもの」というのも、自分を投影したキャラクターをその世界で自由に操作できる、ゲームならではの視点だと思います。

@Okudaさん
ゲームは、昔はユーザーという意識がなくて純粋にワクワクするものでしたが、インタラクションデザイナーをやってるというのもあるかもしれませんが、あるときから制作側の意図を感じるようになってしまった。ここはこうして欲しい感じなんだな、ここでこういう気持ちにさせたいのか、というところをなぞるのが苦痛になっちゃって。

けんじ
純粋なプレイヤーとして楽しめなくなったという感じですか?

@Okudaさん
そうですね。なんで俺ユーザー側なんだろ?みたいな(笑)
麻雀とか他の娯楽よりも縛りがきついというか、レールが敷いてある感じがあります。本や映画などよりも、いやおうなく没入してしまう強制感は感じます。

@ミケさんと同じくゲームの攻略本が凄い好きなんですよ。攻略本もベースのルールがあるんだけど、そこから先は自由に想像できるので、その世界観の中でどう振る舞うとか、どんなバックグラウンドがあるのか、とかは凄い自由度があると思って、そっちの方向のほうが好きになりました。

@Okudaさんは、インタラクションデザイナーという職業柄もあるのかもしれませんが、ゲームのユーザーというよりも無意識に制作側の視点で考えてしまうが故に、純粋にゲームとして楽しめなくなったという意見で、同じくWebデザイナーという仕事をする自分も、「自分だったらこう作るのにな」とつい考えてしまう感覚はなんとなくわかる気がしました。

ちなみにこのときの「攻略本が好き」発言は、伏線として後半にマニアックな展開をします(笑)

M3さん
わたしが思うゲームは非日常を楽しむ、というところが大きいです。RPGだったら剣や魔法の世界で冒険して魔王を倒す、みたいな。

他の娯楽との違いは正直そんなにないかな、と思ってます。ゲームも漫画もすぐ感情移入しちゃって、すぐ感動したり泣いたりするんで・・
そういう意味では、漫画もアニメも小説もゲームも同じような感じではありますね。

ただ、わたしは結構スキーとかスノーボードとか楽器を演奏したりとかはしたんですけど、そういう(身体を動かす)ものとゲームは少し違うと思ってます。他の人と一緒にコミュニケーションとりながらスポーツをするのと、ゲームをするのは少し違うんじゃないかと感じます。

けんじ
じゃあ、もしフルダイブ型VRゲームができるようになって、ゲームの中の身体の感覚も再現できるようになったとしたら、その違いはなくなると思いますか?

M3さん
やっぱりリアルには敵わないんじゃないかな〜、と思ってます(笑)

M3さんの思うゲームとは、「非日常を楽しむ」ということでRPGという、いわゆるゲームらしいゲームを挙げておられました。これも納得のご意見です。
そして、本や映画との違いはそんなにないけど、スポーツや楽器の演奏など身体を動かすものと比べると超えられない壁があるという感想でした。スポーツゲームなどはここ10年で見た目や動きの表現はかなり現実に近付いている印象ですが、体感という意味ではやはり大きな違いがありますね。

O3さん
一言で言うと別世界を楽しむもの、非現実的なものを楽しめるのがゲームの面白いところかな、と思ってます。
他の娯楽との違いでは、ゲームは自分一人で楽しむ、他の娯楽はバーベキューやスポーツなど、対人的に誰かと向き合ってするもの、という無意識な線引きがありました。ゲームだと別の人格の自分を出せるけど、対人的な娯楽は普段の自分が出てしまう、という感じですかね。

けんじ
裏の自分を楽しめるのがゲームみたいな?最近のゲームではネットを通じて対戦や協力プレイなどコミュニケーションを重視したものもありますが、それについてはどう思います?

03さん
面識のない人とのゲーム内コミュニケーションだと、(実際は)フィジカル強そうなんだけど、サッカーゲームめっちゃ下手とか、華奢なんだけどゲームはめちゃ上手いとか、リアルとゲームの中とのギャップは出てくるんじゃないかと思います。

O3さんは、ゲームとリアルでのアイデンティティの変化についてお話されていて、確かに普段は虫も殺さなさそうな人が、ゲーム内では容赦ないプレイしてるとかあるのでなるほどな、と思いました(笑)

@YATさん
他の娯楽と違って、ソフトウェアを換えることで鍛える部分や遊び方を変えられる、というものがあると思います。例えば、アクションゲームなら右脳の感覚を鍛えられたり、戦略ゲームは左脳を使うとか。今だとフィットネス系の身体を鍛えられるものもありますし。ゲームだけでいろんなところを鍛えられるのは他にないと思ってます。

自分は子供のときからずっとゲームしてて、ゲームの影響でできるようになっていることがあるな、と感じていて、自分はマルチタスクとかできるんだけど、中にはできない人もいて、その差を聞いてみるとだいたいゲームしてる人としてない人に分けられたり。

昔FFのネットゲームにハマり過ぎて、当時パソコン2台とPS2を3台使ってどうやって効率よくプレイするか?とか考えるのも楽しかったし、ネットゲームは思い出深いです。時間はそこにかなり使ったんですけど、(経験として)得たものも大きかったので、ゲームやってて後悔とかはないですね。

@YATさんは、ゲームを自己鍛錬、自己学習の手段として捉えているのが印象的でした。ゲームの中でだけレベルアップするのではなく、自分自身もそれによって知識や能力が鍛えられている、という考え方や、後悔しがちなネットゲームプレイに関してもスーパーポジティブシンキングが素敵。是非見習いたいです(笑)

K4さん
鍛錬とかちょっと分かる気がします。集中力という点では、学生のときに夏休みほぼマインクラフトに費やしてお城作ってました(笑)
あとは1日CoDやってエイム鍛えてました、とか。そういうところが今も生きていて、仕事の面でも集中力を保てたりとかあるのかな、と思いました。

あと自分は地方から東京に上京してきて、周辺に友達とか少ないんですけど、その中で地方の友達とか、ゲームやってなかったら出会えなかったであろう人たちと繋がるためのコミュニケーションの道具、というイメージがあります。
逆にファイナルファンタジーとか、ストーリーを一人で楽しむものはあまりしなくて、誰かと一緒にプレイする、というのが自分のやり方で、周りの人との関係を築いたりするもの、と今は思っています。

K4さんは、ゲームは自己鍛錬とコミュニケーションツールというところでした。僕もマイクラはひたすら整地する、とかやってたので集中力を養うというのはよくわかりました(笑)
実際の場所に捉われずに、画面の中では同じ世界で誰かとプレイできる、というコミュニケーションスタイルは、特にこのコロナ禍の時代にはよりありがたみがありそうに感じました。

@さくさん
もう散々意見が出てますけど、言葉にするならコミュニケーションツールと言えるのかな、と。
ただ、他の皆さんもいろいろと考えて答えを出されてるなと感じたんですけど、わたしの場合、普段そんなに深く考えてゲームをやってるわけではないですね。

自己学習という点では、わたしは割と手先が器用なんですけど、多分(子供のころから)毎日コントローラーを触ってたからだと思うことはあります。考えたことを手で出力するということが正確になっているのは、わたしの中ではゲームのおかげかな、と。

けんじ
確かに集中力とか感覚的なところだけではなく、手先の器用さとか肉体的な強化もあるかもしれないですね。若い方はご存知ないかもしれませんが、その昔、ゲームの名人と呼ばれる人がおられてですね・・(以下略

@さくさんのご意見で、「普段そんなに深く考えてゲームしてない」というのに100万回頷きました(笑)
僕も確かにゲームによって得られた知識や感覚、人間関係はあると思うのですが、どっちかと言うとそれは結果論であって、実際はただ楽しいからプレイしてるという思いが強いです。

けんじ
ヘビーゲーマーの@さくさんから見て、ゲームしない勢のゲームとは?の意見はどうでした?

@さくさん
わたしの中でも同じように思うところでした。ただのデータ、というのも凄くよく分かるご意見で、それもわかってる上で楽しんでるところはありますね(笑)

けんじ
ではゲームしない勢から見て、ゲームする勢の意見を聞いて何か思うところはありますか?なるほど、なのか、まったく理解できない、なのか?

@ミケさん
(ゲームをすることで)自分が鍛えられる、という発想はなかったので、なるほど!と思いました。

@Okudaさん
別世界を楽しむとかは、凄いわかります。自己学習や鍛錬に関しては、リングフィットとか、脳トレとか、モロにフィジカルや知識にフィードバックするタイプとかはわかりやすいんですが、そうでないところでも集中力とか最適化みたいなところで確かに鍛えられる面もあるな、と聞いてて発見になりました。僕結構Motherシリーズを割と神格化してるんですけど、確かにあのゲームをやってなかったら、性格ちょっと違ってたかもな、というのは思いました。

ゲームとは?という質問では、ゲームしない勢もゲームする勢も、お互いに納得する部分がある、というのがわかりました。興味深い・・

なんでゲームしてるの/してないの?

画像2

B1さん
(なんでゲームしてないの?に対して)どうしても時間の無駄に感じてしまうから、というのはあります。他の皆さんの意見を否定するわけではないですが、代わりがあると思っていて、自分の場合は自転車が好きなんですけど、コミュニケーションならそっちでいいかな、と思ってしまったり。
あと、ゲームするとUIの勉強になるよ、とか言われるんですけど、何十時間もかかるんでしょ?みたいなことを申し訳ないけど思ってしまいます。

けんじ
正直ゲーマーから見ても、時間の無駄と言われたら、おっしゃる通りと思ってしまいます(笑)

@さくさん
100%同意ですね(笑)

@YATさん
何十時間もかかるんでしょ?というところは、僕らからすると何十時間で済むんでしょ?という感じです。

@さくさん
ゲームによってはプレイ時間の単位が日から始まるんで…

K4さん
モンスターハンターとかでも何百時間いきますからね。

けんじ
確かにゲームに費やした時間を何かの学習に使っていたら、言語の一つや二つは覚えられたかも、とか思うこともありますが、その無駄な時間も引っくるめて楽しい、という感覚ですね。

B1さんのゲームをやらない理由「時間の無駄」説は、おそらくゲームしない勢の中で最も多い理由ではないかと思います。もちろん、人によってそのプレイ時間の中でも様々な経験や知識、感動を得ることはあると思いますが、ゲームは時間の無駄というのはゲームする勢も納得の意見で、思わぬ無駄時間自慢が始まって笑えました(笑)

@ミケさん
(なんでゲームしてないの?に対して)チャレンジはするんですけど壊滅的な下手くそさと、極度の怖がりゆえ苦手意識があるかもです。周りにゲーマーが多いんで、見せてもらったりはするんですけど…

けんじ
上手い人がプレイするのを見るのが好きだったりします?

@ミケさん
見るの大好きですね。ずっと見てたい。実況動画とかも見ますけど、実況とかなくても見てられます。隣で延々とやってるのを見るのも楽しいです。

@ミケさんの場合は、ゲームに対する操作と恐怖感への苦手意識から、プレイに抵抗があるという特殊なパターンでした。正直僕もアクションゲームなどはそんなに得意ではないので、プレイするよりも見るのが好き、という気持ちはわかります。

また、操作が苦手だけどプレイするのは好き、というユーザーに対する近年のゲーム内アクセシビリティオプションの進化は目覚ましいものがあって、単なるイージーモードだけではなく、表現をマイルドにしたり、QTEをスキップしたり、ボタンを適当に押してるだけでかっこいい技で敵を倒してくれたり、中には目の見えないユーザーがエンディングまでプレイできるような補助機能もあったりするので、@ミケさんのような理由でゲームをしない方でもできるゲームが増えている印象です。

@Okudaさん
(なんでゲームしてないの?に対して)仕事・知識・スキルアップで時間が満たされてしまい、面白いんだろうなぁと思いつつ、ゲームをするまでの余裕がないです
ただ、ゲームはやらないんですけど、システムを作るのが好きなので、日々自分にルールを課してみたり、1日1個面白いものを見つけてみるとか、昨日より1回多く腹筋するみたいな、刺激的なゲーム性はないんだけど、淡々と自分の周辺をゲーム化して楽しんでいるのかもしれません。

けんじ
スキルアップで時間が満たされるというのは、優先度の問題ですかね?

@Okudaさん
そうですね。効率みたいなのを考えてしまって、本とか、著者の10年分が1500円で買えるならメチャクチャお得じゃん!みたいな。

@Okudaさんのゲームをしない理由は、可処分時間の優先度の違いですね。特に仕事以外でも自分のスキルアップを考えるような方に多いような気がします。

ゲームでも学べるものがあるという意見もありますが、ゲームの本質がどうしても「遊び」に振っているところはあるので、純粋な「学び」と比べると弱いのかもしれません。「遊び」のコストパフォーマンスでいうと、数十時間、数百時間、下手したら数年楽しめるものが数千円で買えるなら、ゲームもなかなかのコスパです(笑)

M3さん
(なんでゲームしてるの?に対して)仕事から帰ってきて癒しが欲しいなぁ、というときに30分だけプレイして楽しかった〜みたいな、普段の日々のストレス発散ができるからですね。どうぶつの森で、家の中をちょっとだけいじって寝るとか。楽しいんですよねぇ。

そんな感じで、ゲームが生活のサイクルの中に入ってて、自分の精神のバランスを保ってる、みたいな。必然的にゲームしちゃってる

あとは、会社など、周りでゲームしてる人が多いので、共通の話題としてゲームをプレイしてる、というのもあります。

M3さんは、ストレスの発散、普段の生活のサイクルとしてゲームをプレイしているということでした。短い時間でも、自分のお気に入りの世界に浸ることで、精神の安定を保つ、というのもよく理解できます。

O3さん
(なんでゲームしてるの?に対して)僕の場合は、外だといい子でいないとダメだけど、例えばマリオカートで、いい具合に甲羅を投げ続けるとか。そういう黒い自分を出してストレス発散できるから、ですね(笑)
僕も寝る前に10分だけやるとか。

けんじ
でも逆にストレスたまる場合もありますよね?
モンハンとかも、プレイ時間のうち結構な割合でストレス溜まってるような気がします(笑)

O3さん
それは分かる(笑)僕もマリオカートで、寝る前ちょっとだけやっていい気分で寝ようと思ったら、ゴール直前で甲羅を食いまくって最下位になるとか。

O3さんは、現実世界ではできないような黒い自分を出せることが、ストレス発散に繋がるという意見でした。これも分かる気がします(笑)

そして、プレイによってはストレス発散できるし、逆に溜まることもあるという、ある意味不思議な趣味ですよね。ゲームって。

@YATさん
(なんでゲームしてるの?に対して)ライフワークだから。ただ、ゲームがライフワークということではなくて、自分の思考パターンとか学習とか、すべてがだいたいゲーム感覚でやっていて、何を選択してどうなるか?ということを、ゲームだとこうなるよね?という感覚で選んでて、その感覚を鍛えるためにゲームをやっている、という感じですね。

ゲームをやらないということは、その感覚を鍛えることが低下するから、「ちゃんとやらないと」という感じでゲームをやるし、その思考を基に生きている、という感じです。

けんじ
「ゲームをちゃんとやらないと」って初めて聞きました(笑)
日常をゲーム化(ゲームを日常化?)というのは、@Okudaさんに近いんですかね?

@YATさん
近いですね。聞いてて思いました。

@Okudaさん
ゲームのシステムと人生がほとんど融合してる感じが凄いですね(笑)
ちょっと質問なんですが、人生をゲームで先にシミュレーションするような感覚に近いと思うんですが、どのジャンルのゲームがどういう場面で役に立つか?みたいな、筋トレでいうとこれは上腕二頭筋に効く、みたいなことはあるんですか?

@YATさん
例えば「マリオ」とかだったら、ジャンプとダッシュジャンプで飛べる距離が違うんだけど、飛びすぎても届かなくても落ちてしまう微妙なバランスのところがあるんですね。その微妙なバランスを100%出せるようにめっちゃ練習するんですけど、そこの感覚を掴んでると、自分が何かを選択するときの「多分これくらいの感覚を出せばいいんだろうな」という感覚感が鍛えられるな、とか。

あと、「A列車で行こう」という、街を作ったり鉄道を走らせるゲームがあるんですが、経済が何故まわっているのか?とかがわかるので、それを自分の会社の経営の思考に使ってたり。

あとパズルゲームだったら、集中力とか俊敏性ですね。「テトリス99」とか。

ジャンルによって、ここが鍛えられる、というのは割とあります。

@YATさんのゲームをする理由がぶっとんでて語彙力を失いました(笑)
ゲームで何かが鍛えられる、というのは確かに僕も感じるものはありますが、@Okudaさんが言われたように、ここまで人生に融合しているの聞いたことがなくて、ゲームの新たな可能性を見たという気持ちでした。

あと、昔から気になってましたが、テトリスが得意な人は、引越しのときに段ボールにメチャクチャ正確に隙間なく詰められるのか?という疑問があります。

K4さん
(なんでゲームしてるの?に対して)他の方も言われてたように、まずストレス発散というのがあります。
それから自分はWebデザイナーをやってるんですけど、ゲームの世界観がLPデザインなんかの参考になったりもします。

あと、会社で目上の方と話すときの共通の話題としてゲームが出ることがあります。ただ、自分が最初にプレイしたゲームはゲームボーイのゲームなので、それより前のゲームとかを出されるとついていけなくなりますね(笑)

K4さんは、ストレス発散と、ゲーム内だけではなく、ゲームを話題として他社とのコミュニケーション手段のため、ということでした。
僕もWebデザイナーとして、UIデザインなどに、過去に体験したゲームの影響が学びとして役立っていることはあるので、仕事に繋がるということもわかります。

@さくさん
(なんでゲームしてるの?に対して)面白いから。
なんで面白いか?楽しいか?というと、日常生活で同じことをしていても評価が違う、ということがあるんですが、いわば入力に対して出力が異なることが自分にとっては凄いストレスで、一方ゲームでは、ランダム要素なんかもあるんですが、基本的に一定の入力には一定の出力が返ってくる、というところが面白かったんじゃないかと思っています。

人と対戦して勝つ、協力して何かを為す、というところも面白いですね。
最近だと子供と遊べるゲームが多くて、自分が驚いたものは子供も驚くし、逆に子供のプレイに驚かされることもあるし、楽しみ方が最近は変わってきている気がします。

@さくさんの言われるように、確かにゲームの対象年齢の幅広さというのは特筆すべきものがあって、僕も子供と一緒にゲームをプレイするときに、子供目線でも大人目線でも楽しいものもあれば、自分が本気でやってクリアできなかったものを、子供があっさりクリアしてしまうこともあるのが、ゲームの奥深さを感じます。

メチャクチャ長くなってしまったので、ゲームする人としない人がディスカッションしてみた(後編)に続きます。

残りの質問は、

・ゲームをする/やめることになったきっかけは?
・ゲームは今後どうなると思う?
・e-Sportsについて一言

です!

ゲームする人orしない人で、(まとめが大変なので)収録配信してOKな人が集まれば第二回ディスカッションをやりたいです(笑)



この記事が参加している募集

自己紹介をゲームで語る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?