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継続する力をつけるには?最適な中断方法でモチベーションを維持する秘訣

この話は、継続する力をつけたいと思っている人や、毎日の作業をもっと効率的に進めたい方に向けてお話します。特に、新社会人の皆さん、ここでの学びが仕事の質を格段に上げる手助けになるはずです。

人は誰しもが「続けたい」という願望を持っています。しかし、その願望の裏で、継続が難しくなっているのも事実です。みなさん、一度始めたことを続けるのが難しく感じたことはありませんか?


私の友人の話なんですが、彼は新しいプロジェクトに取り組む際に、いつも途中でモチベーションを失ってしまうという悩みを抱えていました。彼はマーケティング部門に所属しており、社内のコミュニケーションを改善するために、新しいチャットツールの導入を提案しました。最初は同僚たちも興味を示し、導入に向けた会議も何度か開かれました。

彼はまず、現在使用しているツールの問題点をリストアップし、新しいツールがどのようにそれを解決できるかをプレゼンテーションにまとめました。会議では積極的に意見が交わされ、彼の提案は好意的に受け取られました。彼は次のステップとして、ツールのデモ版を試用し、フィードバックを集めることを計画しました。

しかし、ちょうどその頃、他の業務が立て込んできました。彼は複数のプロジェクトを同時進行でこなさなければならず、新しいツールの試用とフィードバック収集は後回しになってしまいました。一週間が過ぎ、二週間が過ぎると、同僚たちの関心も薄れていきました。彼自身も他の緊急案件に追われ、次第にモチベーションを失ってしまいました。

結局、彼はそのプロジェクトを再開する意欲を持てず、ツール導入の話は立ち消えとなってしまいました。この経験から彼は、一度中断してしまうと再開するのがいかに難しいかを痛感したのです。

【心理的背景】
人は無意識のうちに「最初の一歩が一番難しい」と考えるものです。これは心理学でいうと、「抵抗の法則」といった要素が働いているわけです。つまり、物事を始める際のエネルギーが一番大きいのです。そのため、途中で一旦中断することは、再開時の心理的なハードルを下げる効果があります。


実践のコツ

  • 一番いいところで中断する: 作業を最も面白い部分や次のステップが気になるところで中断してみてください。例えば、本を読むことを習慣にしたい場合、一番面白い部分や続きが気になるところで中断すると、次に読み始める時の心理的なハードルが下がります。

  • 具体的な目標を設定する: 次に何をするか明確にしておくことで、再開する際のモチベーションを高めることができます。

  • 短時間の休憩を取る: 作業に集中しすぎると疲れが溜まります。適度な休憩を挟むことで、リフレッシュして再開することができます。

  • ポモドーロ・テクニックを活用する: 25分作業し、5分休憩を取る方法です。このサイクルを繰り返すことで、集中力を保ちながら長時間作業を続けることができます。


まとめ

継続する力をつけるには、一番いいところで中断することが効果的です。これにより、次に作業を再開する際の心理的なハードルが下がり、モチベーションを維持しやすくなります。また、具体的な目標を設定し、短時間の休憩を取りながら作業を進めることで、効率的に仕事をこなすことができます。

皆さんもぜひ、この方法を試してみてください。最初は難しく感じるかもしれませんが、続けていくうちに自然と習慣化することができるはずです。どんな小さな一歩でも、それを続けることで大きな成果につながります。

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