見出し画像

良好なリモートワーク文化をつくるために、リーダーが実行すべき重要なポイント

 ハーバードビジネスレビュー(HBR)の最新記事『在宅勤務へのシフトをスムーズに行うための15の質問』。

 20年以上にわたり、複数の場所に散らばるチームを管理する方法を企業にアドバイスしているセダール・ニーリー教授による寄稿です。

 多くの企業がリモートワークへと移行するも、この突然の変化に企業の幹部や管理職、そしてスタッフはどう対応すればいいのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
 本稿は、HBR読者からオンラインで寄せられた15の質問への回答、という形式で読み易くまとめられています。

 寄せられた質問は全て、まさに本質を突いた見事な“問い”ばかりですが、中でも今の私の関心から敢えて一つを選んでみました。

【Q】良好なリモートワーク文化をつくるために、リーダーが実行すべき重要なポイントを3つ挙げてください。

【A】①自分は全体の状況を把握しているという意識をスタッフが常に持てるようにすること、②業績目標などの成績に対する不安に、「心配することはない」とスタッフを安心させる必要があること、③全員にとって等しく連絡しやすい存在であること。

 いずれも言葉にすると簡単なことですが、やるべきことと目指すアウトプットの質を明確にすること、メンバーを信じ、その不安や苦労を慮ること、そしてそのためには自身も「1プレイヤー」として質の高いアプトプットを産み出し、さらにはそのプロセスから“よりよいリモートワークのノウハウ”を伝えること、、、と、管理者である私自身がどのように変わらなければならないか、具体的に自覚することができました。

 また筆者は、今回の危機に伴い、バーチャルワークによる多くの実験によって、あらゆる当事者(個人・組織)の能力が拡張されオペレーションの選択肢が広がる、そして誰もが今後役に立つスキルを身につけることができると前向きに予測しています。

 歴史に残る世界的な困難ではありますが、Social Distanceの責任を果たしつつ、個人にとっても組織にとっても生産性を高める「チャンス」と捉えて努力したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?